フロギストン、カリフォルニアンイデオロギー、右翼思想と身体性

2024-01-08 11:25:16 | 抽象的話題

昨日は地球平面説と科学的思考について取り上げたが、これを書いた理由は単に穏健な懐疑主義の繋がりだけではない。というのも、動画内で登場する「燃える物質」すなわちフロギストンに関して、前に中学1年の模試で出題された話を書いたことがあるが、このフロギストンやらフィトンチッドやらを全て説明した人物こそ、熊本の帰省時にワインバーなどを紹介してくれた彼だからである。それもあって折角だし取り上げてみっか(・∀・)と思った次第。

 

なお、前回の記事で触れたアメリカの宗教性と身体性については、毒書会での話題も関係している。そこでは、AIの発達に絡めて身体性の話が出てきて、そこで相方の読んでいる鈴木大拙や、自分の読んでいる『近代仏教スタディーズ』の話題になったのだが、この身体性とその土台となる宗教性の話は、例えばカリフォルニアンイデオロギーに絡めると、ジョブズとメディテーション、ヨーガやヒッピー文化とPCの開発などにも話題が及んで興味深い(もちろん、それとは違う文脈で、英国発祥のチューリングテストなどを想起してみるのもおもしろいだろう)。

 

要するに、東洋発の身体性というか身体開発の流儀(禅やヨーガ)が、キリスト教という全く違う文脈(土台)を持ったアメリカという地において、汎神論的発想からなる神的自然との合一であったり、自己啓発(自己開発)の形で活用された、ということである。

 

そしてさらに、この身体性の話題は、日本の右翼思想(=制度設計的な主知主義・左翼思想に反発する主意主義)であったり、そこから発露する亜細亜主義農本主義、あるいは楯の会などを分析する上でも重要な鍵となるだろう。

 

最後に、そういった文脈において、以下の動画を紹介しつつ、この稿を終えたい。

 

 


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