前回、家族というシステムが消費という観点で有効であることを述べた。今回は、それを前提としてさらに話を進めてみたい。
現状の満ち足りた生活や個人主義は家族を作るリスクと責任を回避したがる傾向を生み出すのだが、これは大きな問題である。例えば今日、小さな子供でさえも消費社会に組み込まれており、彼らの中でブームを呼ぶことは大きな経済効果を生み出しうる(判断力に関係なく千円は千円である。利潤とはそういう . . . 本文を読む
先月の給料は、年末年始に働いていたこともあって結構な額になった。しかし取り立てて買うべきものなどないから、ほとんどは口座に眠ったままになるだろう。社会人になると金を使う暇が無いとは聞いていたが、それとは違う要因、つまり自分の物欲の欠落には我ながら驚いていたりする(私にとって、家や車、服といったものは、少なくとも今のところほとんど意味をなさないのだ)。
そんなことを考えていたら、家族という消費シ . . . 本文を読む