世にも恐ろしい日本昔話:さるかに

2012-03-05 17:57:47 | レビュー系
前回「浦島太郎」の感想を書いたので、続いて「さるかに」の話をば。   「人は自然に生きることなど欲していない。『個性』よりも『役割』、『自由』より『必然性』を求めるものなのだ」そんなことを言ったのは福田恆存だったが、これは人間がいかに意味的存在であるかを指摘した名言だと私は思う。なぜか?過去においては、ナチス・ドイツ誕生の背景=「自由からの逃走」、あるいは大正時代のアノミーとそれへの . . . 本文を読む
コメント