アガサ=クリスティ『五匹の子豚』:歴史と価値観を巡る寓話

2021-04-17 12:22:22 | 本関係
あるものに関するデータの集積と精緻な分析はモノを知る上で必要不可欠な参照項である一方、それと向き合って複雑怪奇な現実を理解しようとする人間は稀である。そして寓話が必要とされるのは、そのような実態ゆえではないだろうかと思う。   このブログでも、『邪宗門』、「帰ってきたヒトラー」、「undertale」、『この世界の片隅に』、「沙耶の唄」など様々な優れた寓話的作品を紹介してきた。たとえ . . . 本文を読む
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