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プログレッシブロック、いわゆるプログレにはこれまで縁がなかったのだが、ふとしたきっかけで聞き始めたらとても興味深かった。
例えばピンク・フロイドの「One of These Days」。
最初聞き取れないくらいの重低音から始まって徐々に上がっていく感じは、「超武道伝2」のセル戦BGMを思わせる。
あるいはELPの「Tarkus」。
今なら、これを聞いてゲームの戦闘曲を思い浮かべる人も多いのではないか。
前者は入りからしてわかりやすいが、その一節に明確な影響を見て取れるのである。
プログレ自体が突然出現したものではなく、クラシックとロックの融合の試みの中で登場し、また後にはその批判的スタンスからパンクが登場する、というようにそれもまた乗り越えられてきた歴史の1ページに位置づけられるものに過ぎない、とも言える。
しかし、1960年代の曲と聞き比べるとその新しさ・異質さは明白だし、それが音楽単体ではなく、著名なゲーム音楽にも様々影響を与え、それがまた新たなアーカイブとして歴史を作り出していくという点では、重要な役割を果たした音楽ムーブメントの一つ、と言えるのではないだろうか。
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