『鬼滅の刃』が描くもの:絆を失った・拒絶した人間の行く末

2021-03-06 11:17:17 | 本関係

昨日の記事で8巻まで読んだ感想を書いたが、そこで描かれていることを端的に言えば、

「絆を失った・拒絶した人間は、もはや『ヒト』であり続けることができない」

ということやな(まあこれはアリストテレスとかにも出てくる話であって、それだけ「古くて新しい話」と評することもできるだろう)。

これからの社会は(技術革新などによって)それを証明するような方向へ進んでいく可能性が極めて高いが、そんな時代にこの作品が一つの社会現象を起こしたことは、後の世にエポックとして語り継がれることになるかもしれない。


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