毒親とはこういうものさ:支配欲、劣等感、埋め合わせ

2023-04-22 16:49:38 | 生活

 

 

以前の記事でアイドルのファンが自分の思う通りに振る舞うことを求める様を毒親と同じだと述べたが、まさに毒親の行動原理をケーススタディ的に紹介した動画が最近出たので紹介しておきたい(なお、これを見ても「親ガチャ」を否定する人間は想像力というものが欠落しているとしか思えない)。

 

血が繋がっているという理由だけで他者を自分の分身・延長のように錯覚し、所有物が如く相手を支配・コントロールする。そしてその理由付けを、「あなたのためだ」として正当化する・・・

 

このようにパターナリズムを隠れ蓑にした支配欲と抑圧の構造はまさに「心の底からIしてる」と言ってよいが、こういう「善意の勘違い」を避けるためにも、例えば「子供は天使じゃない」といった現実的な理解が必要なのである(こちらの言う事を聞かないし、不都合な行動をしばしば取ったりもする)。そしてそれができないなら、せめて不幸の連鎖を避けるために、「bot>人間」という認識を獲得して一人で生きていただきたい・・・という放言を個人的にはしたくなるが、社会的に重要なことはいかに「不幸の連鎖を止めるか」ということになるだろう(こういった毒親の事例は、当たり前のことながら、「子供ができれば自動的に親になるわけではない」ということを再認識させられる。まあ法的には親にはなれるんだけど、要するに親としての社会的責任を全うできる存在になるとは限らないっすね、という話。ちなみに「昔の親は違った。今の親はけしからん!」といった反応が出るかもしれないが、かつてもいい加減な親はいくらでも存在していたし、今で言えば虐待にあたることも普通になされていた[わかりやすく極端な例を挙げるなら、死刑囚永山則夫の家庭環境だろう]。違いがあるとすれば、共同体が今よりは機能していたので、親に責任が集中しにくく、ある種のリスク分散がされやすい環境にあった、と言える)。

 

ちなみにこういった事例からも、「独身税」のようなもののバカバカしさは理解できるところだろう。それは、過去のブルガリアの失敗も去ることながら、その背景に「結婚させさえすれば出産し即ち少子化も解決す」ぐらいの認識があり、もはやエロゲー脳の低レベルな発想をしているからである🤣

 

そもそも、「良い学校に入る→良い会社に入る≠ゴール」と言われて久しいように、結婚は「始まり」であってゴールではない。そして仮にも添い遂げることをゴールと見なすなら、そこに到達できない人の割合(離婚率)は1/3にも及ぶ。「カップリングが成立したらエンディング」だなんていうのは、今日日ナイーブすぎて子供ですら信じないお伽場話だろう(そんな風に無理矢理数を増やしても、崩壊した家庭や虐待される子供も増えるんですがね。あるいは「歩留まり」で結果オーライとでも考えとるのかもしれんが、そういうものに対応するのだって人的・経済的コストがかかるんやで)。

 

まあそんなDTレベルの勘違いを政府に指摘しなきゃならないんだとしたら、完全に世も末涼子ってヤツですな(・∀・)あ、まあ「少子化を解決しようとするフリして、実は税収増やしたいだけっす」ってーことならアリかもしれませんがネ( 。∀  ゜)アヒャ

 

そんなことを述べつつ、この稿を終えたい。


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