シュワルツネッガ―特集:緊張と困惑のセオリー

2018-09-24 12:42:24 | レビュー系

 

シュワルツネッガ―特集か・・・俺もコマンド―やイレイザー、プレデターにターミネーター2あたりは強く印象に残ってるぜ。近い時代の強い男というと、スタローンやセガールが思いつく。ただ、前者のように「陰」の要素は少ないところがコメディでもヒットした要因だろうし、後者とはまた違った「人間離れした無敵感」が、ターミネーターシリーズやプレデターのそれらしさにつながっているのだと思う(わかりやすく言えば、プレデターの主人公をセガールがやったら失笑になるだけだろう。シュワルツネッガ―の人間離れした肉体と人外の死闘ゆえ、そこにある程度の説得力が生まれるのである)。

 

なんてことを思いながらランキングを聞いていたが、今述べたような明るさと人間離れ感からどこか不謹慎さの漂う作品&レビューも多く、それが大変おもしろくてゲラゲラ笑い通しだった。

 

ただ、途中で出てくるターミネーター2を小学校前に見て衝撃を受けた話は非常に納得がいくものであり、また羨ましい話でもあった。というのも、自らの価値観と真摯に向き合うことなしに済んでしまう作品というのは結局ジャンクと変わるところがないのだが、一方でそういう経験は頻繁にあることではないように思える。たとえば俺の場合は、5歳の頃に見た三国志のアニメで(反面教師的に)勧善懲悪的視点に疑いを持つということがあったが、その後作品を通じて自明であると思っていた足場がぐらついて強烈な眩暈に襲われたり、世界の見方が全く変わってしまうという経験は少ない(という点でもイーストウッド作品は興味深いのだが)。

 

まあそうは言っても、シュワルツネッガ―の映画はその爽快感と不謹慎さに突っ込みを入れつつゲラゲラ笑いながら見るのが上策だとは思うので、今度の休みはアーノルドおじさんが方々でランダムに暴力を振るう様を観賞しつつ、緊張と困惑に身を委ねながらまったりと過ごしたいと思った次第である。


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