これを最後まで行ったらどこに辿り着くんだろう?
そういう疑問を感じても、実際に探究してみるまでには到らない、ということは結構あるんじゃないだろうか?
それは常に諸々のルーティンで追われる中、新しい興味や雑務があれこれ出てきて、その感情が押し流されているからだが、逆にある時突然それがリフレーンしてきて、突如自分の思考・行動がそちらに向くなんてこともあるのである。
なんて最もらしい導入をしてみたが、年末年始意図的に予定を空けていたので、そこを利用して熊本の菊池電車の終点まで歩いてみよう、と思った次第である(きっかけは小学校のプチ同窓会で「オオヤブデイリーファーム」という店のヨーグルトが話題になり、そこで「黒石駅」という名前が出てきたことによる)。
そして(ほぼ)線路沿いにフラフラ歩いてみたのが、このせまーい路地である。だいたいこういうの見ると元の目的を忘れて寄り道するのが自分の常ではあるが、この場合はすぐに線路にぶつかったので、そこから少し歩くと
黒石駅に着きましたよと。
清々しいほど何もねえwwwまあ目の前にコンビニがあるくらいっスね。
ちなみに大通りがすぐ近くを並走しており、かつ一駅一駅の距離も短いのでここを30分おきに電車が走る意味とは・・・という根本的な疑問が頭に浮かんだのはここだけの話である(・∀・)
で、この先は構内掲示にある「くまもとこうせんまえ」という電波高専生御用達の駅、次が熊本再春医療センター前駅、そしてその次が農業公園などもある終点の御代志駅となっている。
ちなみに前回の家飲みで緊縛の嗜好について語りたる者(ここでは「アヒル」と仮称しておこうw)が通っていたのが電波高専で、熊本再春医療センターはかつて再春荘という名前で、国立ハンセン病資料館や重監房の記事でも言及したように、ハンセン氏病患者が入所する菊池恵楓園でも有名な場所である。
で、最後の御代志だが、確かにこれは「みよし」としか読めないのだが、何で「三好」でなくて「御代志」??と熊本にいた当時からずっと疑問に思っていた。まあ志が代々受け継がれる的な感じなんだろうけど・・・とか考えてたら、色々な県の地名を知るにつけ、「三芳」や「三善」はともかく、「三次」で「みよし」とかもっと亜空間な読みが他にもあるので、ワイはそこで考えるのを止めた(・∀・)
で、そんなことを思い出しているうちに、電波高専より向こうもチャリやら車やらで行ったことはあるんだよなあと元の目的を完全否定する発想にいたり、線路から外れて糸の切れた凧のように放浪を始めた。
ここはどーこの細道(田畑)じゃー。てかカラッと晴れてくれて助かったワ。せっかく帰省しているのにずっと家で引きこもりだと虚しいからのう・・・
うお、なんかスゲー入りたくなる外観をした店じゃあないか!
大晦日にやってるその気概(?)に心を打たれ入ろうかと思ったが、生憎夕餉も近しということでスルー。しかし次の機会には必ずや突撃するであろう。
橋から見る高速の模様。下を車で走っている時に、この高架を見るのがスゲー好きなんだよな。
というのも、時間の流れが違う異空間のように見えて、そこに渡された細い糸のような、あるいは「一条戻り橋」のような特別な意味を持っているように感じられてしまうのだ。
Let me in! Let me in!!(クソミーム並感)
いや、ここに入ったらキミ挽き肉になって終わりやで(・∀・)
とかしょーもないことを考えながら、さらに歩みを進めると、
いかにもな住宅街。遠くにうっすらと見えるのは確か「新地団地」だったか。
TSMCの誘致で菊陽方面の開発が急速に進んでいるとは聞くが、こちらには影響があるのかしらん?何かあっちの方は渋滞もかなりひどくなってきているとは聞くが・・・まあ北バイパスが完全開通して循環線になったところで、あんまし菊陽や大津には影響ないかな?
なんてことを考えながら、今度はデカい川と線路を目印に歩いて帰りましたとさ。
ちなみに、御代志は1/2の夜に車で来ることになったのだが、それはまたそれで別のお話。
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