自然を大事にする日本人とか、自然と調和・共生する日本人と言われたりするが、一体何の冗談だろうかと思う。
その典型は、絶滅危惧種に指定された二ホンウナギの扱いだ。過剰な漁獲以外の原因もありえるとはいえ、その要因として措定される漁獲の制限を行うのは当然のはずだ(そこで個体数に変化が見られないのなら、また別の施策を考えればよい。ただはっきり言えば、ウナギ以外の事例を考えても現在の水産行政に問題が多々あって、行政側の発言を鵜呑みにすることは全くできないのだが)。しかし、呆れかえることに、相も変わらずコンビニやスーパーでは普通に売られているだけならまだしも、「丑の日」という馬鹿げたイベントさえ変わらず行われているという現状だ。しかも、売り切れ御免かと思えばあちこちで売れ残りが見受けられる始末。一体何がしたいのやらだ(それはまるで、「特落ち」を避けようとして横並びになり、マンネリ化していくマスメディアとも似ている)。
もちろん多少の違和感を持ったり、声を上げている人たちもいるのは知っているが、結局現行のシステムは変わらないまま、変えられないまま、今に到っている。もし日本人が「自然を大事にする」者達であるのなら(まあそんなレッテル自体がバカバカしいんだけども)、不買運動くらいするんではなかろうかと思うがどうだろうか?
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