フラグメント166:因果応報の虜

2014-09-24 19:54:19 | フラグメント

2011/03/19

 

イザという時その人の本性が出る> 

それとは少し違うが、今回の震災を受けた某知事の天罰発言は~を明るみに出した。そんなヒドイことを言うなんて!一体何様のつもりだ!というデリカシーや配慮のなさの指摘ではない。道徳的・倫理的な批判をしているんじゃない。そういう反応がなされるという予測ができない、論理的思考力のなさを問題にしている。そういう物事の帰趨の読めない人物が都知事として選ばれ続けてきたという事実。今までの放言を豪快さや切符の良さ、あるいは率直さと勘違いして支持してきた人たちの目が覚めることに期待したいものだ。[削除申請の要因?]

 

<改変される昔話

「史実」がどのように虚構化されるかに興味。グリム童話白雪姫、継母いじめの話は元元実母。桃太郎の改変。伝統だから正しいとか、変えるべきではないと言いたいのではない。それを読んだときに生じる違和感の淵源は何なのか?不快なら変えてしまえばいいという短絡さを問題視。グリム近代家族の成立、政治性。アリエス、バダンテール、上野など枚挙に暇がない。働く父、家庭を守る母、教育される子供。農業ではみんなが働く。そこでは子供は「小さい大人」。昔が正しくて今が間違っているという文脈を無視したナイーブな思考を引っ繰り返しただけ。「無痛文明」、二次創作の問題点、ノイズ排除。

 

さよなら

申し訳ないけど、俺はあんま信用してないんだよね。この作品の構造的な意味合いがわかっているとは思えない。単にカルトな雰囲気が好きなだけなんじゃねーの?なんかわかりにくいのがいいとか思ってんじゃねーかと。むしろあまりに図式的という謗りを受けかねないほどにわかりやすい内容。それによって一体何を表現しようとしたのかに俺は興味がある。黒魔術云々は単なる小道具の一つ。泣きゲーがいたいけな少女のトラウマをセックスで解消するというレイプファンタジーだと言った宇野の批判を先取り、睦月のセリフなどあまりにもそのまんま。ただ誰もそれが構造への批判とは思わなかった。 強烈すぎる毒は、そもそも飲むことを拒まれたのだ。

 

日本語学校をシュールと呼ぶ思考停止

はいどうも~シャです。ブです~て誰やねん。名前長くて言いにくいよ!問題意識共有してないと何がしたいのかよくわから。せいぜいマルコビッチの穴?くらい。ゲーム性があればそれも多少乗り越えられたのでは→傑作。もし意識があれば、ファリックなセミナ(自己開発セミナーの文字り?)、何だかんだ突っ込みながら、頑張りすぎんなよと言い筆下ろしまでしてくれるとなえママ。他のキャラはある時代の自分を象徴。良い意味でも悪い意味でも癒着。他者は睦月だけ。「わかるけど腹立つ」なら成功だが「なんか気持ち悪い」だから失敗。君望とも繋がるけど、まあ見事なほどに受け手は無識だからね。

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