A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

登り窯

2010年09月07日 17時17分01秒 | 陶芸
9月3日(金)



弊ブログ8月12日の「遊行庵」の続報。

ミスターマスダが陶芸作品の焼成をお願いしている
登り窯の火がはいったとの連絡を受けた。
相模原・座間の栗原高等学校の裏
周りは住宅地であるがその一角だけは谷間に
なっている藪の中にその登り窯はある。
すでにに素焼の作品12点窯場に持ち込んである。


窯に着くとミスターマスダの作品も窯詰めは完了
目下「あぶり」の最中。
麻薬に”あぶり”という使い方があるが
陶芸で云う「あぶり」とは本格的に薪をくべ
窯の温度を上げる前にゆっくり窯を温める作業である。
素焼をしないでそのまま釉薬を掛けた場合など
よく使われる手法だそうだ。










燃やす薪は赤松
今夜から3日3晩窯を燃やし続け
窯内温度は1250cまで上げる。
この登り窯のオーナー陶芸作家の濱田哥雅子さんをはじめ
薪くべのお手伝いも方たちも愈々戦闘開始である。





どんな作品がこの窯から現れるか10日後の窯出しが楽しみ。

電気窯のクリーンな熱と違い
薪で作る熱は灰粉などが含まれており
灰が器について自然の釉薬になる。
登り窯から出てくる作品は
火の神様、土の神様の思し召しで
予期せぬ仕上がりとなることがある。

果報は寝て待て。



コメント
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