A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

塚本治彦作陶展

2010年09月11日 09時31分52秒 | 陶芸
9月11日(土)



過日偶然入った横浜高島屋のアートサロン
織部の器に目を魅かれた。
この陶芸作家の塚本治彦さんは岐阜の多治見で作陶している
50歳を少し超えた今が旬の陶芸作家である。









花入れ、手付きの盛り鉢、片口等々、数多く
展示されていた作品の中で、すぐ上の写真はミセス・マスダが
いたく気に入って購入した五客揃いの器。
紅葉の葉のモチーフの厚手の皿で、微妙な色合いがなかなか良い。
日常使いに、様々な物を盛って楽しめそうである。

会場では客が少なかったせいもあり長時間に亘たり
塚本治彦作先生に色々作陶の苦労話、
先生の工房の状態などお聞きし勉強になったと思う。




この皿にインスパイアされて、ミスター・マスダが作った器。
先生の平皿の器より少し深皿にしてみた。

釉薬にも工夫を凝らしてみた。
織部釉を主体として少量の黄瀬戸釉とかイラボ釉とかガラスの
粉末を混ぜてテストピースを焼くこと幾く度びか。
最終的には大阪、箕面に住む20年来の友人で陶芸の師匠
でもある坂本氏のアドバイスもあり
織部釉4に対し飴釉1の比率のブレンド釉薬に決定。

焼成温度も1250度と織部釉としては少し高めに上げ
皿の周辺部は釉薬が流れるようにし見込(中心部)に
釉薬の溜まりを作った。
ミスターマスダとしては自信を持って人様にさし上げられる
器が出来たと自負している。








季節の果物、梨を盛ってみた。
色合いが良く映えて、
我ながら中々の出来だと思う次第。



この器を少し量産して見ようと思う。