森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

アメジストセージ 花筒

2012年02月20日 | 自然観察日記
弥生三月がまもなくやってきます。越後ではまだまだ春を言うには早すぎる季節。でも、思いはますます募ってきます。
もこもこした毛で覆われた花はセージ(シソ科)の仲間、色彩から宝石のアメジストに似ているからでしょうか、アメジストセージというのだそうです。よほど寒がりやなのか、原産地が開花時強い寒風が吹きすさぶところなのかなぁと想像してみました。毛は一般的には寒さや乾燥に対抗した適応の姿です。そういう防寒具を十分に持っている花が温室の中にあるというのが今の日本なのですね。