森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ミノボロスゲ

2018年02月08日 | 自然観察日記
湿原周りの陸上にはミノボロスゲもたくさん見られます。地味な種ですから取り上げにくいのですが、覚えやすいスゲです。普通山地の幾分湿った登山道にはびっしり生えていることがあって踏みつけながら歩いた記憶が多い種です。ここでは木道に守られてその周辺に生い茂っていました。

ミノボロスゲの穂

2018年02月08日 | 自然観察日記
カヤツリグサの仲間は一つ一つの花を云々してもピンときません。穂状になった部分(小穂しょうすい)を観て判断しています。スゲの多くは雄の小穂と雌の小穂が別々になっているのですが、ミノボロスゲは一緒です。これを小穂は雄雌性であるというのです。私は、あまり専門的にならずある程度の理解に留めておきます。