12年ぶりの立山、2日目は室堂から御山へ登山の予定。しかし、今回の旅は天候に恵まれず最悪の条件。登山はあきらめて時折大粒の雨が降る室堂平を散策しました。幸いガスのかかるときは少なく風もそれほど強くありません。ぶらぶら散策しながら高山植物を観察するには特に支障はありません。
今回の立山への旅の目的の一つが室堂山荘の裏側にある岩場(崖)の祠に行くこと。思い出のある場所でどうなっているのかを確認したいてめでした。祠は昔通りにありましたが、周辺はかなり草生していて当時の形状ではありませんでした。
今回の目的の場所、「玉殿の窟屋」という名前がついています。ネットの記事をそのまま紹介しますが『立山開山伝説が残る場所です。立山を開山した佐伯有頼が、山裾で熊を射、その熊を追って白鷹に導かれ山を登ったところ岩屋からうめき声が聞こえ中を覗くと胸に矢が刺さった阿弥陀如来が立っていたと伝えられる場所です。明治時代までは、立山修験道の聖地とされ岩屋で行者が修行していました。現在は大小二つの岩屋があり、内部には祠や地蔵が祀られています。』とあります。
12年前はもう少し開放的な場所でしたが、周辺は高径草本が生い茂ってごく狭い場所に押し込められている感じです。緑の力は凄いものです。いつかはすべてを飲み込んでしまうものという思いを強く持ちました。
12年前はもう少し開放的な場所でしたが、周辺は高径草本が生い茂ってごく狭い場所に押し込められている感じです。緑の力は凄いものです。いつかはすべてを飲み込んでしまうものという思いを強く持ちました。