室堂平は弥陀ヶ原より200ⅿくらいの海抜差があります。それほど大きな差ではありませんから、見られる植物は大きな差が無いと考えがちです。しかし、岩場が多くいわゆる荒原に近い場所。弥陀ヶ原では見に止まらなかった種が沢山出てきました。もちろん共通するものも多くあります。しばらくは室堂平で気づいた種を一つ一つ取り上げていきたいと思います。
室堂平は湿地の感じがしません。礫の多い岩原の雰囲気なのですがそこにイワイチョウが大群落を作っていました。湿地の植物というイメージなのですが意表を突かれました。雲に覆われることの多い高山、平場なら乾燥化するはずなのに、高山では土壌の条件ばかりでなくとも湿地環境が維持できることがあるようです。