弥陀ヶ原にも沢山自生を見ました。室堂平もあちこちに大きな群落がありました。風が強いので葉が裏返っています。
ウラジロタデは一応雌雄異株。花が白いのが雄株、赤くなっているのが雌株。実は赤いものは花ではなくて果実の部分。受粉後この部分が生育し種子になります。
雄株のはずなのに赤い色彩が気になって拡大してみました。どうみてもつぼみのように見えます。ウラジロタデは白い雄花序と思っていたのですが、どうやらつぼみの時は赤くなるのもあるようです。虫こぶと疑いましたが形状は正常です。
ウラジロタデの変種にオンタデがあります。葉裏が白い綿毛がない種ですが、玉殿の窟屋を覆い尽くすほどに繁茂した高径草本の一部として生育が見られました。葉裏以外に区別するのが難しい種なのですが、あいにく葉裏を確認したものの葉裏の写真が撮れていません。