ハマボウフウが自生していました。海岸砂丘に適応したせり科の多年草です。花は終わっていて果実が独特の形状をしていて興味深い姿を見せていました。この地域の事情を知っておられる方の話では、値域の人はハマボウフウを山菜として利用する人が多いのだそうで、そのためか公園内のハマボウフウは盗掘にあうのだそうです。そんな理由で個体が激減していて種子繁殖を試みていると公園関係者の話もありました。山菜だけでなく薬草としも古くから利用されている有用な植物です。
すでに役割を終えた葉でしょうか。砂丘地域に生育する個体はだいたいこの程度の葉をつける程度で大きくなりません。地下茎を出して周囲に広がるようですが、ハマヒルガオのような旺盛感じはしません。海岸砂丘にはごく普通に自生していたという話ですが各地で激減し絶滅危惧種に指定する日も来るのではという話をする人もいるほどです。砂地が減ったことと乱獲がその原因なのだそうです。