環境省の絶滅危惧Ⅱ類(VU)に分類されているイヌハギが生育していました。海岸砂丘や河原に生育するとされるマメ科多年草です。ネコハギより大きいのでイヌハギと名前がついたという記事を見つけました。ネコハギは小さく毛深く、イヌハギはやや大きく毛が少ないというのが一つの考えのようです。ハギの花に比べ地味でまた小型であることから「イヌ」という言葉が付いたのであろうと思っていましたが、違う考えもあるのに感心しました。
ひたち海浜公園に自生しているのは分かりましたが、個体を確認できたのは散策した範囲では1ケ所でしかなくここでも個体数は多くないようです。そういう貴重な種が、丘陵公園にどこからか植栽された種に混じって移入してきて人口の池の縁に発芽し根を下ろして開花個体までに成長しています。すでに4年目で今年も開花しています。本来長岡の里山ような場所には生育していと思われるのですが、貴重な種ですから大切に見守りたいと思います。