ハナハタザオ 2018年09月12日 | 自然観察日記 ひたち海浜公園の自慢の一つハナハタザオがまだ花をつけていました。環境省の絶滅危惧1A類という極めて貴重なアブラナ科の種です。ハタザオの中では花が大きくあでやかで魅力的な種です。
ハナハタザオの花 2018年09月12日 | 自然観察日記 実際はもっとピンク色が強いのですが、強烈な日差しの中での写真ですから色が飛んでいます。群生しているというのではなくポツンポツンと自生していました。貴重な種という話を聞きながらこの種を観ていると個体群の密度が少なすぎる感じがして本当に絶滅するのではないかと心配になってしまいます。
ハナハタザオの実 2018年09月12日 | 自然観察日記 それでも沢山の実をつけている個体もありましたから作られる種子はそこそこありそうで、このエリアでの増殖を期待しない訳には行きません。果実はハタザオの仲間では少し短めで開出気味に立ち上がっています。
ハナハタザオの葉 2018年09月12日 | 自然観察日記 葉がほとんど残っていない季節でした。わずかに花のある個体で上部についている小さな葉が残っていました。花の盛りは6月中旬のようですが、それ以降は順次落葉し果実の熟すころにはすべて葉を落としてしまいます。