森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ヤマハハコ

2018年02月23日 | 自然観察日記
高山のガレ場などでしばしば大群落を作ることがありますが、室堂平ではそれほど大きな群落はありませんでした。それでも数ⅿ範囲ではまとまった群落を形成し白い花でにぎわっています。

ヤマハハコの花

2018年02月23日 | 自然観察日記
実は白い部分は花ではなく総苞片。花は中央部分の黄色い部分です。雌雄異株とのこと。しかし、どれが雄株でどれが雌株かはかなり細かく調べないと分かりません。低地のカワラハハコと同属で広い河原にカワラハハコが大群落を作っている写真を見たことがありますがヤマハハコも同じような群落を作るようです。日本ではどこにあるのでしょうか?。

タカネヨモギ

2018年02月22日 | 自然観察日記
花茎がなければミヤマウイキョウにそっくりな細い葉が印象的なキク科の多年草。日本特産種だそうです。花を見てヨモギの仲間というのは納得できますが、あまりにも葉の様子がヨモギの仲間とかけ離れています。

タカネヨモギの頭花

2018年02月22日 | 自然観察日記
比較的大きく丸い形状の頭花です。頭花を包み込む総苞片が目立ちます。弥陀ヶ原にも沢山自生していました。高山植物の代表ですが立山では亜高山帯を含め裸地などに広く生育しているようです。

チングルマ

2018年02月21日 | 自然観察日記
高山に定番のチングルマは室堂平にも沢山自生しています。面白いのはステージがまちまちの個体群が点在することです。地形の違いで雪解けに差があるのでしょう。8月の中頃でしたから、多くの株は花が終わっている時期ですが遅くまで雪があったのでしょうまだ瑞々しい花が咲いている株も見られます。

チングルマの花

2018年02月21日 | 自然観察日記
まだつぼみも見られる株。遅くまで雪があったのでしょう。チングルマはバラ科のダイコンソウ属の低木とされます。いつも感じますが低木というのがピンときませんね。高山にはそういう草本のような低木が多くあります。