森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

自然保護の看板

2019年06月28日 | 自然観察日記
スギ林の一角に建てられていた看板です。私としてはとても複雑でやるせなさと違和感を持ってみてしまいました。この地域は民有地なのだそうです。自然保護の難しさを感じざるを得ませんでした。

ヒメイワカガミ

2019年06月27日 | 自然観察日記
鳴神山の散策で最も感動したのはこのヒメイワカガミに出会えたことです。主に太平洋側の中部山岳にみられるとされる種でもちろん初めて出会ったものです。それも開花中の最も美しい時期です。鳴神山山頂近くの岩場にみられロープで囲われて保護喚起の看板もありました。適切に保護されて決して美しい花を絶やさないでほしいと思いました。

ヒメイワカガミの花

2019年06月27日 | 自然観察日記
実は鳴神山はヒメイワカガミでも有名な場所なのだそうで後で知りました。確かに群落は登山道わきにあってちょうど鑑賞するにはいい条件です。決して大きな群落というのではありませんが適度な集団が岩場のあちこちに見られました。花は白い色です。箱根には赤い種があるのだそうです。

ヒメイワカガミの花 拡大

2019年06月27日 | 自然観察日記
イワウメ科の種で新潟にはオオイワカガミが生育しています。大きさから言えば県境山岳部にはイワカガミが自生しています。いづれも赤系統の花ですがヒメイワカガミは白い花の系統です。イワカガミのグループはヒメイワカガミのような太平洋側にみられるものとオオイワカガミのような日本海側や高山にみられるグループに分けるとする考えがあるのだそうです。

尾根筋に咲く極めて小さなスミレ

2019年06月26日 | 自然観察日記
気を付けていないと見過ごしてしまうほどの小さなスミレです。目を近づけてみるとなかなか愛らしい捨てがたいもの。フモトスミレの小型化したものと考えたものの自信がありません。

展望台から見える白い樹

2019年06月25日 | 自然観察日記
鳴神山は別名桐生岳ともいうのだそうですが、その山頂直下の展望所に立った時に下方に真っ白な花をいっぱいつけたような樹が目に留まりました。サクラの樹でもあるのかと思いましたがどことなく雰囲気が違います。

ウラジロノキ

2019年06月25日 | 自然観察日記
写真を撮って拡大してみるとどうやらウラジロノキのようです。森の中でウラジロノキをみるときは下から見ることがほとんどですからこのような真っ白な葉の景観を観ることはありません。初めて見るもので、もう少し手近なところにあってくれたらと残念でなりません。葉が出たばかりの新鮮な状態。花のような素晴らしい景観です。