森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

アマニュウの葉

2019年09月24日 | 自然観察日記
大きめの1~2回三出複葉です。この特徴を押さえておけばどこで出会ってもすぐに判別できます。

ヤマタイミンガサ

2019年09月23日 | 自然観察日記
最初はヤブレガサと思い込んでいたのですが、しっかり調べてみると全くの別種であやうく大変なミスを起こすところでした。新潟県内にはヤブレガサはごく一部にしか自生がなく普段馴染みのない種です。それで、深いきれこみのある大きな円形の葉はヤブレガサで片づけていたようです。よく調べてみると、ヤマタイミンガサはコウモリソウ属でヤブレガサのヤブレガサ属とはかなり異なるグループでした。子葉が2枚のコウモリソウ属と1枚のヤブレガサ属では大きな違いがあります。

ヤマタイミンガサの群落

2019年09月23日 | 自然観察日記
若い個体が多い群落で花茎があまり見られません。このような群落が仁田沼へ行くまでにいくつかありました。比較的若い雑木林のようですから最近付近にあった親株から種子が飛来し個体数を増やしている段階なのでしょう。

モミジガサ

2019年09月22日 | 自然観察日記
山菜としても馴染みのあるモミジガサが花の季節を迎えようとしていましたが、わずかに早くまだつぼみの段階。陽のさす草地に他の種と混植していました。あまり高径にならないイメージがあったのですが1m以上に生育しているのが新鮮な印象でした。

モミジガサの葉

2019年09月22日 | 自然観察日記
やや湿り気のある場所に群生することが多い種ですから、春の山菜季節には効率よく採集できます。少し苦みのある歯切れのよい食感は結構好きな方ですね。

ヤマトウバナ?

2019年09月21日 | 自然観察日記
分布的には納得できないのですが、特徴はヤマトウバナという種のように見えます。場所は福島の土湯温泉の仁田沼の散策道です。事実ならちょっとした発見になるのですが、見識のある方の意見を伺いたいものです。

ヤマトウバナ?の花

2019年09月21日 | 自然観察日記
ヤマトウバナは中部以西に自生するというのが一般的な見解です。ヒロハヤマトウバナという種が中部~関東北部に生育しているような記述のある図説もあります。困りました。この個体はさらに北に生育しているものです。

ヤマトウバナ?の群落

2019年09月21日 | 自然観察日記
今回見られた群落です。ネットに載っている西日本の個体に比べ確かに葉は広めに見えますからヒロハヤマトウバナという種にしたいと思いました。もう少し北にまで生育しているのでしょう。

オオヤマサギソウ

2019年09月20日 | 自然観察日記
今年はこのオオヤマサギソウに出会う機会が多い年なのでしょうか。仁田沼の散策道で立派な個体に遭遇しました。簡単に出会える種ではありません。探そうとして探せるような種でもないと思いますがここでは数個体の株を目撃しました。高密度で自生している地域のようです。