森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

エゾノヨツバムグラの葉

2019年09月17日 | 自然観察日記
ヨツバムグラですから4枚の葉が輪生しています。その葉の幅が広く小さいながらキヌタソウを連想させる雰囲気があります。幕滝は特に秀でた種が沢山ある場所ではありませんが地味ながら深山に見られる種の宝庫です。

イワアカバナ

2019年09月16日 | 自然観察日記
ミヤマタニタデと同じ科のイワアカバナが幕滝の滝つぼ周辺の岩場に見られました。この種も湿地を好む種で産地の沢沿いや湿原に見られる種です。

イワアカバナの花

2019年09月16日 | 自然観察日記
アカバナは里山の草地にも見られます。花の外見はよく似ていますが日当たりの良い敵湿地に生育していますが、イワアカバナは半日陰の水分の沢山あるような場所を好みます。花はよく似ていて区別しにくいのですがめしべの先端が丸くこん棒状になるのが分かりやすい区別点です。

ミヤマタニタデ

2019年09月15日 | 自然観察日記
幕滝に向かう散策路には深山に生育する多くの種が見られました。その中の一種ミヤマタニタデが湿り気の多い場所で花をつけていました。小さな種で単独で生育していると見過ごしてしまうほどですがときどきまとまって生育していることがあります。今回は大きな群落というものは見られませんでしたがところどころに自生しているのを見ることができました。

ミヤマタニタデの花

2019年09月15日 | 自然観察日記
アカバナ科のミズタマソウ属の種に分類されます。里山にミズタマソウが沢山自生していますから花を観る機会が多いのですが、ミヤマタニタデの花と比較するとなるほど大変良く似ています。

ミヤマタニタデの葉

2019年09月15日 | 自然観察日記
ミヤマタニタデは葉に特徴があるように思います。個人的にはこの対生の葉が強くインプットされていて歩いているとこの葉を目にするとすぐにその存在に気付きます。形・鋸歯・質感などの形質が他の種にはないのですぐに認識できるようです。

オタカラコウ?

2019年09月14日 | 自然観察日記
持ち帰り画像を拡大してみるとオタカラコウと考えてみました。しかし、特徴的にあまり典型的な姿ではありません。同じ種とされるものでも場所によってはかなり形質に差が出ることを経験的に知っていますから小さな形質の特徴を寄せ集めて考えてみたものです。

オタカラコウ?の葉

2019年09月14日 | 自然観察日記
葉は心形になっているものが見られますし、映した画像の中にメタカラコウの一つの特徴である「ほこ型」になる葉が見られませんでした。近づける状況でなかったので参考になる写真をたくさん撮れなかったのが悔やまれます。

フキユキノシタ

2019年09月13日 | 自然観察日記
水しぶきが時々かかる岩の上にフキユキノシタが生育しています。群落の正体はこの植物です。新潟県内ではわずかに自生しているようですが個人的には見たことがなくこの種を認識したのは今回が初めてです。深山の岩場に見られる種だそうです。

水しぶきを浴びる花

2019年09月13日 | 自然観察日記
湿り気のあるところが好きな種のようです。この日はそれほど水量がある日ではなかったように思いますがそれでも花に水滴がついていました。受粉にはかなり障害になると思われるのですがどういう工夫があるのでしょうか?