山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

「エダヒゲナガハナノミ」っていうらしい!?

2012-07-17 22:37:40 | 生き物
 いつもの突然の夜の訪問者だった。
 目が悪いのだろうか、障子に激しくぶつかってきた昆虫がいた。
 カミキリムシでもない、ゴミムシでもない、オサムシでもない。

 どうやら、「エダ・ヒゲナガ・ハナ・ノミ」という甲虫らしい。
 捕まえて透明の容器に入れると激しく飛び回る。
 その様子から、「花」に集まる髭の長い「蚤」と、命名されたようだ。

 幼虫は川に住む水生昆虫だ。
 なるほど、わが家の近くに川があり、納得。


よく見かける「シロテンハナムグリ」もやってきた。
 この仲間も、ドウガネブイブイとか、シラホシハナムグリとか、似たもの同士がいっぱいあって紛らわしい。
 透明の容器にしばらく宿泊しても元気で忍耐力がある。
 これも、花にもぐるということで、「ムグリ」がつく。

                     
 夕方、茶畑近くに飛んだものがあった。
 近づくとかわいい「ニイニイゼミ」だった。

 翅に模様があるのは世界的に珍しいという。
 「しずかさや岩にしみいる蝉の声」という芭蕉の句がある。
 この蝉は、アブラゼミかニイニイゼミかの論争があったという。
 前者が歌人の斉藤茂吉、後者が漱石の一番弟子小宮豊隆。

 結末はニイニイゼミらしいとのことになった。
 どうでもいいが、「染み入る」というところが「ニイニイ」らしい。
 雑草も超元気だが、昆虫も終日活発な夏。
 梅雨明けのうだる暑さにうろたえた日となった。
 

    

        
コメント
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