7月中旬に尾上ガーデンにお邪魔した。
いつ行っても花が咲いている。
最初に出会ったのは、キキョウ(キキョウ科)。
セセリチョウが花粉を探しているが、雄しべがまだ花柱にくっついている若い花で花粉はこれからなのだ。
となりの花の開いた雄しべは花粉がなくなったようで、花柱が五裂している。
花粉が花柱に着き始め花としては初老期に入る。
ちょうど近所でチチタケ(チタケ)を収穫したが、そのきのこの茎を突き刺して運搬したという「チダケサシ」(ユキノシタ科)が咲いていた。
でも、チチタケはすぐ壊れやすいので、この説は疑問。
庭の中央付近では真っ赤な実の「ヤブデマリ」(スイカズラ科)が目を引く。
赤い実が付いていない葉は、細長い。
夕方咲くという「ユウスゲ」(ユリ科)が咲きそうだったが、まだ夕方ではないので、開花は見ることができなかった。
翌朝の午前中にはしぼんでしまう一日花だ。
すでに「オミナエシ」(オミナエシ科)が咲いている。
「オミナ」は「女」。「エシ=ヘシ」は「圧倒する」という意味があるそうだ。
名前の言われは諸説あるようだが、これは納得する。
「ヒメウラナミジャノメ」が遊びに来ていた。
翅の模様が波のようになっている。
すでに、ナデシコ・ハギが開花し、フジバカマはもう一歩なので、まもなく秋の七草は間近に見られる。
きょうは静岡県内で最高の気温とのことだ。
一日中草刈りにくれるが、もちろん休み時間のほうが長いから、熱中症は大丈夫。