山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

「花桃の里」の自然と里人とのコラボを散策する

2014-03-16 22:09:55 | 旅行・散策
 天竜・道の駅のある「花桃の里」の森林散策会に参加する。
 地域おこしの鍵を「花桃」にかける思い入れが随所に見られる。
 
 
                     
 花桃の楽園を創るために山を拓き石ころを取り除き動物の被害から苗を守り、という往くたびに前進している風景に、集落の意気込みと優しさを感じる。

 路地裏のような通りにも「花桃」が植樹されているのに感動する。
 強力なリーダーはいないように見えるが、地元の地道なひたむきさが伝わってくる。

 
 山側には「ハナミョウガ」(ショウガ科)の赤い実がよく見られた。
 この実を乾燥させ粉末にすると健胃薬になるという。
 シカがこの葉を食べてしまう痕跡も多く見られた。

                 
 珍しい「コショウノキ」(ジンチョウゲ科)の自生種もいくつか発見できた。
 この赤い実が辛いのでコショウという名前がついたという。
 ジンチョウゲより花の数が少ない。

    
 このあたりの山でよく見かけるのが「イズセンリョウ」(ヤブコウジ科)だ。
 蕾が見られるが、花は4月以降咲くが小さくて目立たない。

                 
 冬にも咲く花として公園や庭に植えられている「ヒイラギナンテン」(メギ科)がいくつか見られた。
 きっと、野鳥が運んでくれたのだろうが、野生化している。

 プロなみの解説をしてくれるアイサさんの名調子が40人ほどの参加者に届いていく。
 春の風が花桃を揺らし、参加者の心を揺さぶる。

           
コメント (1)
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