今月の散策会は、天竜の奥庭・「熊」の大栗安地区の棚田とその林縁を歩く。
「日本の棚田百選」や「静岡県棚田等十選」にも選ばれる棚田だけに、その急峻さと小ささが目立つ。
出っ張りの石垣には板を渡して「畦道」にすることで、大地を大切にした。
日曜にもかかわらず、棚田で農作業に従事している地元の人の姿が見られる。
山に生きる楚々とした日本がまだ息づいている。
林縁にも地元の人の心遣いがあらわれていた。
草刈りがしっかりやられていて、しかもササユリには支柱がなされ、草刈りの防御もされている。
そんな狭間に、「エビネ」を発見。
さらには、「フタリシズカ」がところどころに見られた。
シカ除けの柵もしっかりされているので山野草も守られている。
日陰の場所には、「ギンリョウソウ」の群落も見られた。
また、「ニガナ」の群落の一部にはニガナより舌状花が多い「シロバナニガナ」も控えていた。
散策しているとつい下ばかりみてしまう傾向にあるが、「モチツツジ」をはじめ「コシアブラ」などの広葉樹も多く見られ、石仏にも出会った。
「くんま」の散策コースには、自然も民俗も魅力的な風景が残されている。
便利と効率が急速に進まないと、こうした宝が残されている。
進歩することは必要だが、失うものもあることを忘れてはならない。
「日本の棚田百選」や「静岡県棚田等十選」にも選ばれる棚田だけに、その急峻さと小ささが目立つ。
出っ張りの石垣には板を渡して「畦道」にすることで、大地を大切にした。
日曜にもかかわらず、棚田で農作業に従事している地元の人の姿が見られる。
山に生きる楚々とした日本がまだ息づいている。
林縁にも地元の人の心遣いがあらわれていた。
草刈りがしっかりやられていて、しかもササユリには支柱がなされ、草刈りの防御もされている。
そんな狭間に、「エビネ」を発見。
さらには、「フタリシズカ」がところどころに見られた。
シカ除けの柵もしっかりされているので山野草も守られている。
日陰の場所には、「ギンリョウソウ」の群落も見られた。
また、「ニガナ」の群落の一部にはニガナより舌状花が多い「シロバナニガナ」も控えていた。
散策しているとつい下ばかりみてしまう傾向にあるが、「モチツツジ」をはじめ「コシアブラ」などの広葉樹も多く見られ、石仏にも出会った。
「くんま」の散策コースには、自然も民俗も魅力的な風景が残されている。
便利と効率が急速に進まないと、こうした宝が残されている。
進歩することは必要だが、失うものもあることを忘れてはならない。