近くの国道の通行止めが出たほどの大雨が止んだ。そういえばと、茶畑の石垣をしばらく見てみる。すると、3匹の小さなキセルガイが見つかる。これだけかたまっているのを見るのは初めてだ。
いつもは4cmくらいの成体を発見していたが、これだけ子どものキセルガイを見るのも今回が初めてだった。数えてみると全部で11匹もいた。今まで数匹しか見つかっていなかった。
キセルガイの餌はどうも石垣の苔のようだ。飼育しているときの餌は落ち葉や野菜・果物、それに卵殻などだそうだ。行動範囲は約3m以内のようだ。
雌雄同体なので、個体が2匹いれば子供が生まれる。石垣の隙間がいっぱいあるので敵から防御しやすいし、乾燥からも身を守れる。餌も豊富で住居も快適ということで子どもが増えていったということなのだろう。キセルガイウォッチングが楽しみになってきた。