先日、天竜の秘境にあると言われるそば処「百古里庵」(スガリアン)に行く。なかなか行けなかったので杉林のトンネルを越えるのもワクワクだった。これを越えると桃源郷があるのだ。しかし着いたらお昼過ぎにもかかわらず「百古里庵」は満員。続々と団体客も入っていく。駐車場も満杯だ。
庭は相変わらず昔の風情があり、井戸は安政5年の表示があった。さらに現代彫刻家土屋さんの石のお地蔵様もそこそこ置かれていた。並ぶのが嫌いなオイラは仕方なく庭だけ見て引き下がることにした。
近くでお正月飾りづくりのイベントもあったようだが、同時に「北遠蕎麦巡り」の幟もあった。天気も良く食欲の秋ぴったりのイベントも効果があったようだ。小さな山里で過疎をバネにする心意気が感じられる地域に感心する。地域を担う拠点である百古里庵の存在とそのキーパーソンの深さを思い知る。