和宮様は、春先から足の筋力が低下したり、肩が凝ったり、めまいがおきるなどがじわじわとひどくなり、最近は横になっていることがしばしばだった。数年前から、気圧によって起こる「気象病」のようなかったるさが季節の変わり目にあったが、最近は家事を這いつくばってやるような状態になってしまった。
(画像は日本整形外科学会webから)
そこで先月、整形外科病院へ受診したら、腰痛のヘルニアではなく首の頸椎(ケイツイ)によるヘルニアではないかという診断があり、すぐ大学病院を紹介してもらった。その結果、頸椎の間にある「椎間板」が脊髄の神経を圧迫しているのがわかった。
首のヘルニアの原因についてははっきり解明されてはいないが、加齢による骨の老化、カルシウム・マグネシウムの不足、悪い姿勢などが挙げられている。一般的には手のしびれや疼痛などがあげられるが、和宮様はそうした症状ではなく、筋力低下がはなはだしい。(上の画像はAllAbout健康・医療webから)
手術は来週に行うが、神経細やかな和宮様の精神状態が心配だ。「まな板の鯉ですので居直ってくださいませ」とか「気を紛らわして楽しい思い出とか好きな趣味のこととかをお考え下さいませ」と進言するが、「無理じゃ」と一蹴されてしまう。「ケセラセラでいきましょう」と言うのが精いっぱいだった。手術の成功を祈るしかない。