山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

竹ジャングルを拓く

2025-01-06 20:53:02 | 屋外作業

 ここ数年は支柱にしていた竹が太くないのでしばらく放置していたらぐいぐいと竹林ができてしまった。いつものようにあわてて竹の伐採に挑む。侵出している竹林は、バタフライガーデンを一部日陰にしてしまって植えていた花木や花卉に生育が悪い状態にしてしまったし、イノシシの絶好の棲家にもなってしまった。寒さでエンジンのかかりは悪いが先月から少しずつ竹を伐り出していく。合計すると100本にはなると思われる。

    

 そこで、玄関前に挿し木していた植木鉢にまずは不織布でべたがけして、その上に伐り出してきた竹をそのまま防寒策として配置して行く。久しぶりの作業だった。これも竹が豊富にないとできない作業だ。もちろん、畑の防寒も同じような作業をしている。畝では不織布の上に寒冷紗をしてから伐り出した竹をそのまま配置した。強風があると飛んでしまうので紐で支柱と縛っておくのも大事な作業だ。

  

 冬のわが家は日当たりが極度に悪くなるので挿し木も半分生きれば成功というところが現実だ。去年までは、陽の当たる所まで植木鉢を運搬していたがその労力や手間が馬鹿にできない。そこで、手抜きではあるがある程度の犠牲も承知の上でわが体力との相談でもある。何しろ、来年は80歳代の大台に座礁してしまうのは必至なので、やれることだけをやるしかない。

  

 山側にある植木鉢群はあえて不織布はしなかった。というのも、栗の木の葉が大量に落ちるのでそれを鉢に撒いた上に竹防寒をしてみた。この落ち葉の防寒効力は意外に大きいのが最近分かってきたのだった。しかし、強風が続くとそれは万能ではないことも事実だ。という具合に、いろいろ防寒対策をひねり出すのがいつものことだ。予算があれば、温室のよう建物もあればいいが後期高齢者には気持がついていかない。

 要するに、今の農的生活は利潤を得るためではなく生きる喜びを実感するためのアイテムに過ぎない。おおざっぱすぎる性格が直らないと目標は遠ざかるのはよくわかっちゃいるが。思うとおりに行かないのが人生だと居直るしかない。今年も危ない世界になりそうだが、身の回りの目の前のことを粛々とやるのが大切だと改めて思う。一番嫌いだった、世俗的でミーイズムな生き方からの脱皮をめざしてきたが、そこの周辺にはもう一つの道もあることを発見しつつあるこの頃だ。

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