山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

ぼくの前に道がある

2010-09-10 20:24:30 | 農作業・野菜
 今夏前半からたらたらと作業していたわが畑の道ができました。
 他の人も利用するので余り草茫々もいけません。
 いつも雑草刈りに追われた場所でもあります。

 そこで、草刈終了後に、これはチャンス到来とばかり防草シートをひき、そのうえに砂利をひき、やっと完成です。
 小さい砂利は25袋くらい購入しましたが、一部は畑から掘り出した石を活用しています。砂利の上にさらに、オガクズを上積みしてみましたが効果はわかりません。

 ボクの前に道はある!??
 そう、光太郎の詩が思い出されます。
 中高生のときはえらく感動した詩でもあります。
 けれど、今ではその主情的な感性は戦争賛美の光太郎の詩とつながるものを感じます。
 
むしろ、感情を抑えた魯迅の小説「故郷」の「もともと地上には道はない。…歩く人が多くなれば道ができる」という言葉に惹かれます。
 それは、清王朝崩壊後の中国の内憂外患の時代を見つめる魯迅の葛藤があります。
 「絶望の底から拾ってきた希望こそ本物だ」と語る言葉に力があります。

ただし、光太郎の気迫には迫るものがありますね。

「僕の前に道はない
 僕の後ろに道は出来る
 ああ、自然よ 父よ
 僕を一人立ちにさせた広大な父よ
 僕から目を離さないで守ることをせよ
 常に父の気魄を僕に充たせよ
 この遠い道程のため
 この遠い道程のため」
   高村光太郎「道程」より      
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ヘチマタワシ愛用中

2010-09-09 19:14:04 | 農作業・野菜
 でかいヘチマを収穫しました。
 昨日のヘチマカレーは、ヘチマが解けて姿かたちが見えませんでした。
 でも、まろやかな食感はヘチマのなせる技です。

 きょうは食べてばかりではなく、現在も愛用しているヘチマタワシを作ろうというのです。
 作り方はいろいろあるようですが、すぐできるやり方を選択してみました。
 大きなお釜にヘチマを入れて薪でグツグツ。
 野良作業をしながらなので、時間はいい加減。
 成功するかなー。

 

 しばらくしてから、お釜を下ろしてヘチマの皮をするりとむきました。
 種もよく洗うと取れそうでした。
 あす、乾かして即席ヘチマタワシのできあがり、といきたーい。

 
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恵みの雨か 災害の雨か 台風走る

2010-09-08 18:44:58 | できごと・事件
 昨夜から強い雨。
 わが家の前の道路は雨が小川のように走ります。
 台風が上陸することで、わが地域が直撃を受けるかどうかはいつもドキドキです。

 雨天のときは当然、まってましたとばかり農作業はお休み。
 そのときは大体、まちに買い物に行くか、読書と決めています。

 午前中に出かけたところ、川はまだきれいでしたが、帰りのお昼ごろには濁流でした。
 とりあえず、ホームセンターで肥料・砂利や食物を買えて無事戻れました。
 つまりは、崩土が心配だったからです。

 安心して雨読を始めましたがすぐに睡魔に襲われ、夕方起きて小振りの雨の中、ニンジン・ヘチマ・オクラの収穫をしました。
 久しぶりにカレーライスをつくろうかなー。
 ヘチマカレーだよ。
 
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ニラに群がるイチモンジセセリ

2010-09-07 20:17:19 | 生き物
 ニラの花が一斉に咲くと意外に華やかです。
 でもほんとはね、花が咲く前に茎を刈り取らないとそこに栄養が摂られちゃうんだ。
 だけど、ついつい花がきれいに咲いたんだーと、見過ごしちゃうんだ。
 やっぱり、百姓としては落第ですね。

 そこに、イチモンジセセリの蝶が集団で密を吸いに来ています。
 数えてみたら、50以上はいましたよ。
 この画像でも10以上発見できた人は、目がいいね。

 イチモンジセセリは、4つの白い紋が「一」という文字に並ぶから「イチモンジ」というんだ。
 身近なセセリチョウにもいろいろ種類があるようです。

 
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深夜にアブラゼミが侵入

2010-09-06 21:22:45 | 生き物
 夜一人で過ごしていると、物音に敏感になります。
 虫の合唱が盛んになる深夜、突然、壁に何かが当たる音がします。
 これはいつものように、カナブンの仲間の訪問かなーと思いましたが、いつもより音が大きいのです。
 そこで、暗い天井や壁を調べてましたが、けっきょく見つかりませんでした。

 朝になったら、アブラゼミの死体がころがっていました。
 必死に脱出を試みたのでしょう。
 わが家の迷宮は、出口がわからないんですよ。

 きょうも灼熱の中、畝作りという名の石掘りをやりました。
 鍬も備中鍬も通用しないので、ツルハシの出番です。
 が、さすがに、筋肉も精神も疲労気味。熱中症になってはまずいと、昼寝をたっぷりの一日でした。
 
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歩く人が多くなれば道ができる

2010-09-05 21:19:27 | 農作業・野菜
 掘っても掘っても石ばかり。
 そのうえ、40kg以上はある石もなんとか夕方には掘り出しました。
 まるで、修業です。

 こんな畝でもカボチャが少ないなりに実をつけてくれました。
 悪条件でもがんばっていたんだなーと、小さなカボチャくんを見直したのでした。

 バケツ4杯分の石ころを畑の間の道にまきました。
 掘り出した石ころも有効利用です。
 一日中、畝からの石掘りをしながら自分に言い聞かせるのです。

 「もともと地上には道はない。それは希望のようなものだ。
 歩く人が多くなれば 道はできる」
 教科書にでていた「故郷」という小説の魯迅の言葉です。
 私の座右の銘です。

 すべては一人から始まります。
 汗と泥にまみれながら、ひとりで続けられるのも、言葉の力ってスゴイ!
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犯人は四足に違いない

2010-09-04 20:46:22 | できごと・事件
 カボチャが食べられていました。
 初めてのことです。
 恐れていたことの始まりです。
 犯人は四足かカラスか。食べ方から四足に違いありませんね。

 しかし、熟していないカボチャなので、まずかったのでしょう、試食というところですかね。
 被害はこの1個だけでした。
 「良かったー」

 というのも、隣の畑のサトイモがイノシシに食べられたそうです。
 きょうの昼間、鉄砲の音が何発か聞こえました。
 きっと、イノシシ駆除で猟師たちが道なき道を駆け巡っているのでしょう。

 イノシシからすれば、山の植生を勝手に人間の都合で変えてしまって、食料調達ができない事情があるのにねー。
 山のどこかに動物のための保護区を造ってやりたいですね。
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スイカが大きくなってきたよ!

2010-09-03 19:29:27 | 農作業・野菜
 デザートには毎日2個のマクワウリを食べていますが、いよいよ、スイカの出番です。
 ソフトボールくらいの大きさからいまではドッチボールよりやや小さい大きさになりました。もう一息です。
 
 でも昨日、となりの畑のサトイモがイノシシにやられたといって、隣人が網を掛けていましたが、こちらまでいらっしゃるかなー。
 どちらが速く食べてしまうか、競争です。
 畑ではマクワウリ・カボチャについで、スイカが勢力を拡大中です。

昨夜は熱帯夜どころか、寒すぎて寝られず思わず掛け布団をかけてしまいました。
 深夜はもう秋です。
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昼寝が好きだというキリギリス

2010-09-02 21:18:22 | 生き物
 畑のわきに精悍な褐色のキリギリスがいました。
 
 イソップ童話では、アリは暑いときでもよく働き、冬に備えます。
 そのときキリギリスは働かず、歌に酔いしれていたりして、冬の準備をしません。
 結局、キリギリスは餓死したらしいのですが。

 どうやら、私はキリギリス派のようです。
 アリのようにコツコツ生きるのは苦手です。
 とくに、決まりきったことを繰り返すのは苦手です。

 孤独死したとしてもきっとその直前は、以前の幸せな日々を走馬灯のように回想していることでしょう。
 キリギリスの鳴き声を聞きながら。

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花火の玉みたいなカボチャでござい!

2010-09-01 19:36:51 | 農作業・野菜
  ぞくぞくカボチャの収穫です。
 いただいたカボチャから種をとっておいたものをわが畑に撒いたのです。
 土壌がいまひとつなのにもかかわらず、さすが力強く育ってくれました。
 期待以上の収穫ですが、味見はこれからです。
 
 冬はカボチャスープを飲むのが日課でした。
 裏の畑の草刈とカボチャの茎の残骸を整理しました。

 それにしても、大地はずっしりとした滋養のカボチャを産み出してくれたんですね。
 放縦な「自由人」、カボチャに感謝!!

  記録をとり始めた113年間で今年は最高の猛暑の夏だったと気象庁発表。
 カボチャ花火でも打ち揚げましょうか。
 
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