12軒しかない近所の小さなお宮の祭礼準備が午前中から行われる。
小雨のなか、まずはお宮の幟を立ち揚げお宮の中を清掃する。幟の字も支柱も集落の手づくりの寄進のものだ。
晴れであれば田んぼ隣でうららかな陽に浴びて注連縄づくりをするが、雨なので旧茶工場の中で稲わらから注連縄をてきぱきと作っていく。
立派な注連縄を昨年新調した鳥居に設置する。
神社内に祭事用のヒサカキも用意する。
午後から禰宜さんがやってきてうやうやしく祭礼を行う。
公民館で「直会(ナオライ)」を夕方から行うので、そこで提供する焼き鳥作業場の雨天テントを設置する。あれよあれよという間に本格的な作業場ができていく。
裏の山から竹を伐り出してテントの骨組みに利用する。さらには、雨天のなか田んぼで打上げ花火の仕込みを行う。
こうした男衆の手仕事の準備があり、女性は公民館で料理やゲームの準備に余念がない。こうしてやっと「直会」本番となる。
しかしながら、停電が数時間あり、ローソクを利用したり、発電機を用意したりして、支障ない運営をやってしまうのも地元の底力を感じる。
明日は地区全体で共同する神社の祭礼がある。