山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

火あぶりの公開処刑とする

2018-12-21 20:14:47 | 農作業・野菜

 天気よし、風も無し、絶好の日和だった。布団を外に干してから、急遽焚き火をすることにする。竹マルチをかなり使用したので燃やす竹の枝も溜まっている。

                            

また、それ以上に雑草の国の覇者「五千弾種(コセンダングサ)」軍団を捕捉していた山が4つほどできていたので、少しづつ火刑に処すことにする。この軍団は海外からの侵入者でこんな山里にも侵出してきた手ごわい相手だ。

          

 このところ天候が良かったのでそれぞれよく乾いている。風がないとはいえ注意が必要だ。そのため如雨露で水をかけながら燃やしていく。和宮様も火力の勢いが心配していたようで途中から加勢してくれた。けっきょく、4つの山全部を掃討することができた。といっても、残存部隊がまだ一部駐留しているので安心はできない。時間をかけて駆除していくしか道はない。この火を利用してうどんだけだが茹でることにして夕飯とする。

 

 

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登りたくない階段だなー!

2018-12-20 20:44:42 | 風景

 土砂崩れは日本の地形から当たり前になっている景観だ。裏山の道草山を歩くたびにその急勾配に土砂崩れのことがよぎる。以前、土砂崩れで全国のトップニュースにもなった場所もいまだ工事は終わっていない。よく見たら、その急こう配に2本の階段が作られていた。

                  

 階段自体もかなり垂直に近い。とても登る気がしない。話題としては「登ってみるのも面白い。イベントにいいね。名所になるかもね。」と他人事では言えるが。ましては、90m近い崖下を見たらとても足が持ち上がらない。

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皮はぎ防止対策!?

2018-12-19 20:27:03 | 農作業・野菜

 畑の隣に果樹園もどきがあるが雑草王国と猪の国のゆるみない妨害があってなかなか進展しない。そのうえ、シカも国境を無断で侵入してきて果樹の皮を食べてしまう。とりわけ、柚が大好きなようで4本あった若木が食べられて枯れてしまって、今では1本しか残っていない。シカは鋭い棘でも平気なのだ。棘だらけの若いタラノキだって上手に食べてしまう。

 当局は対応にたびたび苦慮していたが周りで猛威をふるっているススキを刈り取ってそれを樹の周りに覆うことにした。

   

 効果はこれからだが期待は高まる。ススキのかわりにやはり雑草王国の覇者でもあるコセンダングサの太い茎も利用する。身近にある素材で防御するのが心強い。この素材を刈り取ることで雑草王国の侵出もすこしは防御できるというまさに一石二鳥なのだ。当局はやっとにんまりとする。

 

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敗者が輝く「もう一つの日本」

2018-12-18 21:05:20 | 読書

 衝動的に読み始めた、山口昌男『「敗者」の精神史』(岩波書店、1995.7.)をやっと読み終える。600頁近くの2段組の辞書みたいな本だ。幕末に薩長に抗して戦った「佐幕派」の敗者が明治以降、苦労しながらもしなやかに生きてきた「もう一つの日本」を形成していった軌跡の記録だ。大佛次郎賞を受賞した労作でもある。

        

 圧巻は冒頭に出てくる「三越」百貨店の人脈だった。日比翁助を中心として明治政府中枢の政財界・文化人をはじめとした人的ネットワークが有機的に登場し、日本で初めてと言われるデパートの経営改革や文化活動が実行される。

 とりわけ、その児童文化活動は大正期には結実となっていく。また、関連する文化人グループやブレーンが集結し、例えば幸田露伴・岡倉天心・佐々木信綱・新渡戸稲造・伊藤博文・巌谷小波・大川周明・岸田劉生・山本鼎などが登場している。新宿中村屋のサロンが有名だが三越はそれ以上に広く深い影響力を持ったサロンが形成されていたことがわかる。

 

 画家の淡島椿岳・寒月父子の趣味・収集に込められたアウトロー的な生き方の根本は、「薩長の田舎者に江戸を蹂躙された」とする憤りがある。その周辺には露伴・天心・米遷らの趣味グループ・「根岸党」が作られ、「明治とは敗残の時代で、江戸の<詩>は破壊された」とし、遊び精神のダンディズムに活路を観る。「趣味」という言葉が市民権を得る。

 また「民本主義」の吉野作造の多様な人的ネットワークは、複層的なつきあいができる人柄が伝わってくる。

        

 大正から昭和初期、多摩で市民活動を展開した松井翆次郎(スイジロウ)を初めて知った。観念的だった「自由大学」運動に対して、松井は農村を基盤にした多様で自立的な知を重視した活動は今では先験的な金字塔でもある。もっと、発掘したい人物でもあるが、関連図書も少ないなかでよくここまで紹介してくれたと作者に敬意を表したい。。

        

 幕臣の「八王子千人隊」が静岡に移住したのも初耳だった。旧幕臣による「沼津兵学校」の教育や明治メソジスト教会の「静岡バンド」が注目だったが、紙数が足りなかったのが残念。

 膨大な人物が登場したが名前にルビをふってほしかった。大河ドラマでは会津藩士だった山本覚馬・八重が登場したが、本書に出てくる顔ぶれの多くは実際には除外されたままだ。勝ち組の歴史観がいまだ強い現状はそのまま現代の中国・米国・ロシアなどの顔ぶれが浮かんでくる。その中で、小さな声を届けるのは至難な空気がある。さらに沖縄基地返還・原発廃止・核廃棄・米軍基地撤去・軍縮がいまだ実現できない日本とは何かを考えるうえで、本書の価値があるが、ちょいと難しすぎるのが欠点だ。

   

 

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草むらから見つけたぞー

2018-12-17 19:36:47 | 野菜・果樹

 裏山の道草山をひょいとのぞいてみたら、なんと「ナメコ」がまた出ていた。今までは11月いっぱいで終わっていたのに、天気が暖かいせいかまた雨が適度に降ったせいか、有終の美を飾ろうというのか。ほおっておくとシイタケくらいの大きさになって硬くなるのでさっそく収穫することとする。もちろん、暖かなナメコ汁にする。

            

 畑のまわりは枯草や雑草が目立ち、隣地の境に植えてある茶木を覆ったツル植物が元気だった。少しづつ草刈りをしていたら、見落としていたカボチャが出てきた。何個かは草刈機で傷をつけてしまった。意外にきれいな状態で出てきたのでいただくことにする。ダッチオーブンで蒸して食べてみると、ご飯がいらないくらいの主食となる。想定外の食材の発見でありがたく大地の恵みに感謝するが、食べるものが豊富過ぎて胃の負担がかかりすぎだ。

 

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スグつながらなかった接続

2018-12-16 11:37:16 | できごと・事件

 和宮様がスマホを入手したので無線のWi-Fiをやるという。そのためまずは無線LANのルーターを購入した。しかし、わがぼろ家は光回線がまだ来ていないから現在のルーターはADSLのままだ。これとの接続については新製品には全く解説がないし想定もしていない。AIの時代なのに、いかにわれわれ過疎地が取り残されているかを再認識する。

  さっそく接続作業に入るがなかなか繋がらない。悪戦苦闘の一日となる。パスワードやユーザーIDもいろいろあってどれを使うべきかに時間も取られる。なんとか、接続にいったかにみえたがどうも不完全のようで一時遮断される。接続された隙間でブログを書く。素人にもっとわかりやすい解説書ができないものかなーとかねがね思うのだが、いまだに解決されていない。時代がこんなにも便利になっているにもかかわらず、パソコンのヘルプをはじめ役に立たない。

 

 

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残念ながら

2018-12-15 23:20:32 | できごと・事件

パソコン不調のためきょうは「お休みなさい」です。

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桃源郷にある「百古里庵」に寄ってみたが!?

2018-12-14 08:52:51 | できごと・事件

 先日、天竜の秘境にあると言われるそば処「百古里庵」(スガリアン)に行く。なかなか行けなかったので杉林のトンネルを越えるのもワクワクだった。これを越えると桃源郷があるのだ。しかし着いたらお昼過ぎにもかかわらず「百古里庵」は満員。続々と団体客も入っていく。駐車場も満杯だ。

                 

             

 庭は相変わらず昔の風情があり、井戸は安政5年の表示があった。さらに現代彫刻家土屋さんの石のお地蔵様もそこそこ置かれていた。並ぶのが嫌いなオイラは仕方なく庭だけ見て引き下がることにした。

               

 近くでお正月飾りづくりのイベントもあったようだが、同時に「北遠蕎麦巡り」の幟もあった。天気も良く食欲の秋ぴったりのイベントも効果があったようだ。小さな山里で過疎をバネにする心意気が感じられる地域に感心する。地域を担う拠点である百古里庵の存在とそのキーパーソンの深さを思い知る。

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やっとブルーベリーの追肥終了

2018-12-13 21:17:28 | 農作業・野菜

 朝の野菜ジュースにはブルーベリーが欠かせない。今では冷凍していた保存用も使い果たしてしまったが、本体にまったくお礼肥えをしていなかったのが気になっていた。まずは雑草を刈り払機で草刈りしてさらに細かい草取りを行う。これにけっこう時間がかかってしまった。

             

 市販の「ピートモス」の150Lを購入しておいたが、よーく見たらリトアニア産だった。日本語表示がされていない。ピートモスは軽いはずだが圧縮のものなので持ち上げるのが大変なくらい重い。昔だったらひょいとできたのだが今は転がしながら運ぶしかない。

 

 油粕の肥料を撒いてからこのピートモスをからませ、やっと一日がかりで追肥を終了する。和宮様が言うには今年は今までの最高の収穫だったという。野鳥・小動物・虫からの被害がなかったのもさいわいした。ありがたい。来年も頼りにしているよ。

  

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はさみ専用の研ぎ器を発見!

2018-12-12 20:36:43 | 特産品・モノ

 切れないハサミが多くなってきた。一時は砥石で研いでいたがすぐ切れなくなる。そこで、ハサミ専用の研ぎ器をネットで探してみたら、ありましたー。木鋏は新潟三条市鳥部製作所の「バーミー」がいい。太い鋏でも研げるし、汁や汚れの取れるスポンジ砥石があるのも親切。

        

 ゴシゴシやらなくとも簡易に研げるうえに、園芸用ハサミが利用できるのが農家にとっては嬉しい。内蔵の砥石はセラミックスで日本製なのが安心。

           

 文房具の鋏ならハンディな研ぎ器で使いやすい。こちらも京セラ日本製なので安心。ポケットに入るくらい小ささなので、なくしてしまいそうなのが心配。さっそく家中の鋏を動員して研ぎ、さらに油をさしたらすべてよく切れる。これで砥石でゴシゴシしなくて済みそうだ。

 

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