田舎生活実践屋

釣りと農耕の自給自足生活を実践中。

地震・火山学者の木村政昭氏の近著を読んだ(2013/3/15)

2013-03-15 23:11:51 | Weblog
琉球大学名誉教授で、地震・火山の研究で独自の研究を次々発表してる、木村政昭氏の近著をアマゾンで注文して読んだ。今回の本も、大きな構想力で、なるほどと思ったことでした。「東海地震も関東大震災も起きない」(木村政昭 宝島社) 冒頭の写真
 各地域毎の、今後の地震・火山予測が述べられており、新聞で報道されている、学会主流の予測より、本当らしく感じる。詳細は、直接読むのがいいが、特に、印象に残ったのは、
〇2004年から、環太平洋でM8.5以上の超巨大地震が発生している。
〇1965年ごろ、南極プレートと太平洋プレートの境目の海底山脈で大噴火があり、15万立方キロメートルの溶岩が噴出した。これは1783年のアイルランドでの噴火の12万立方キロメートルに匹敵する。(15万キロ立方キロは、北海道の面積が8万平方キロなので、その面積で、高さが2000メートルの大きさ)
〇この1965の噴火でプレートが急激に押し出され、その圧力が環太平洋の各プレートに伝わった。そのため、まずセントヘレンズ(アメリカ)、エルチチョン(メキシコ)、三宅島、伊豆大島などの大噴火が始まり引き続いて2004年のスマトラ大地震に始まる、巨大地震が発生し始めた。
 先の東北大震災もこの大地震発生の過程で起こった。

こうした大きな枠組みの中で、今後の地震・火山の予測が行われており、最後までなるほどと読んでしまった。来る地震や噴火の備えに、木村政昭氏の時々発表される著書は、読んでおくと、役立つように今回も思ったことでした。
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