昨日予定の、汐巻での釣り、強い北西の風の天気予報で、中止。
毎月第二、第四日曜日に予定している汐巻での釣り、これで、3回連続で中止。
今月の第四日曜日に、運よく釣りに出れたら、2カ月ぶりの釣りとなる。
安全第一、海が荒れている時は、おとなしく、引き上げるのが賢明。
往きは電車~折り畳み自転車、帰りは、迎えに来た妻の車で竹田農園でした。
電車の待ち時間、最近は「土と生命の46億年史」(講談社、藤井一至著)を読んでいる。
新聞広告で目に留まり、野菜作りはまず土づくり、休耕田の刈草をどっさり被せるで、畑の野菜作りを楽しんでいるので、そもそも土とは何?が分かるかもと、取り寄せたもの。
各ページ、なるほどと、感心。
今日読んで、そうだったのかというのが、大根、菜花、カブといったアブラナ科の野菜の土からの栄養の取り方の効率の良さ。
通常、植物は、土から栄養(カリウム、リン)を吸収するのに、根からダイレクトに吸収するのでなく、菌類に吸収しやすいように、土の粘土と電気的に強くくっついたのを、単独に分離させて、それを植物の根が吸収する。代わりに、植物は菌類に栄養(糖)を与えるという持ちつ持たれつで生きている。
しかし、アブラナ科は、細かい根が、土の中の粘土を取り囲み、水の中のカリウム、リンを0にしてしまい、そのため粘土から少しずつカリウム、リンが溶け出し、野菜が吸収できるようにする。
そのため、お礼に菌類に栄養(糖)を与える必要がなく、光合成で出来た栄養は、全て、アブラナ科の成長に回することが出来る。
結果、アブラナ科の成長は効率が良い。
という内容。
確かに、この太陽の光の弱い冬の時期、畑の食べれる野菜は、大根、カブ、チンゲン菜、菜花のアブラナ科の4種と、九条ネギのみ。
カブは、10月に種まき、順調に発芽したが、大半、アナグマに掘り返されて全滅、11月末に再度小カブを種蒔きしたら、真冬の寒さをものともせず、スクスク成長中(冒頭)。
食べるにはまだ早いが、日々の成長著しいのは、これもアブラナ科のブロッコリー。
当たり前と思って、不思議にも思わなかったが、アブラナ科の野菜が真冬でも元気に成長するのはカリウム、リンといった栄養を、共生する菌類の助けなしに、確保できるという進化した能力に起因すると知って、なるほどと思ったことでした。
九条ネギ、食べれるものの、1月の寒さに成長は、極めて遅い。
ニンニクも玉ねぎも、グリーンピースもソラマメも真冬の寒さに成長は止まっているように見える。
今日は一人バーベキュー。
畑の野菜は、小カブの葉、チンゲン菜、菜花のアブラナ科の葉物。
ホイルでの素焼きが美味しい。
各野菜、抗酸化作用があるとのことで、細胞の老化(慢性炎症)を防ぐのに役立つそうで、75歳の私には、ありがたい野菜。
農園では、休耕田の刈草をリヤカーで二度運び、玉ねぎの畝、ブロッコリーの畝に敷いておく。
土づくり。
ブロッコリーは、いままで、バッタ、小鳥除けに防虫ネットで覆っていたが、成長してきたので、防虫ネットは撤去、周りに獣除けのネットを張り巡らせておく。
上は、筒抜けだが、ブロッコリーを食べにくるヒヨドリはこれで、撃退できる。
ヒヨドリは、飛び立つとき、斜め直線に飛び立つので、ネットで囲まれると、飛び立てないので、用心して入って来ない。
妻が迎えに来て、大根(これもアブラナ科)とネギを掘って持ち帰る。
大根は、葉は、糠味噌漬け、本体は煮つけや大根おろして頂く。
いい運動になりました。
アブラナ科の野菜が真冬でも、元気に成長する秘密を知ることが出来、納得の一日。
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