石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

「合爪」文字、その他の文字について(五島様へ)

2005年12月22日 | Weblog
「合爪」(ゴウソウ)文字について

石造物に見る、合掌と同じ意味を持つ「合爪」という文字を探していまして、今回は埼玉在住の五島氏から旧浦和市大久保領家 日枝神社前路傍の祠内にある元禄三年塔にあることを教えていただきました。しかも写真までお送り下さるとのこと、嬉しい限りです。
この合爪文字については、当HPの中に掲載してありますので、その他にご存知の方からのご教示を是非にと願っています。
五島様、ありがとうございました。今後とも宜しくお願いします。
ついでに五島様へ、
「鬼宿日」のご教示ありがとうございました。縣様が「野仏」に掲載する位なのだから、やはり全国的に珍しいものだと確信しました。また、浅間神社の庚申塔銘文、面白いでしょう。こういうのに出会うと、ついつい何度も足を運び、全文を知りたくなりますが、その度に返り討ちに遭っています。まあ、それが解読の楽しいところなのでしょうが、やっている本人には少々辛いこともあります。誰か代わりに挑戦して、全部読めたよと教えてくれないかな~、とも思います。
またいつか、機会がありましたら楽しい石仏巡りを御一緒したいと思っています。今日、石川様と電話で五島様が那須の地の馬頭さんに興味を示されたことお聞きしました。石川様としては、来年は足利市の庚申塔を見たいらしいです…。また、御一緒できると良いですね。

ついでに、私が興味をもっている文字に「石佛」という文字があります。
常日頃、何の疑問も持たずに使用している「石仏」という言葉ですが、これが石造物に見えるのは何時からなのかに興味を持っています。
当栃木県では、私の実見した範囲では初発塔が栃木県栗山村で見た天文18年塔です。その後今市市で天正10年、文禄3年と続いていますので、中世には既に「石仏」という文字が使われていたことが判ります。そして県内では寛政年間をもって終わっています。
そこで、ここをご覧の皆様の中で、天文18年銘よりも古い石造物中にこの「石佛」という文字があるのをご存知の方からの情報をお待ちしています。
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