石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

2014年05月31日は栃木県氏家町の石仏巡りでした

2014年06月02日 | Weblog

「南無阿弥陀佛」という六字を用いて地蔵菩薩の姿を現した自然石。もちろん、ここでの造立目的は墓碑としてではあるが、その姿があまりにも素晴らしいので、いつかは拓本として残しておきたいと思っていた1基。河内町にもこれと同じものがあるが、それは既に手拓済みなので、これでようやく二基が揃ったことになる。同地には、梵字での六字名号塔もあるので、ついでにそちらも手拓した。それらは、別HPの5月号の方に掲載してありますので、興味のある方はご照覧ください。


さて、今度は本日のおまけとして出会った青面金剛様です。最初に見ていただきたいのは、その側面に刻まれた「庚申供養塔」の「塔」の文字です。「襠」とは、音読みで「トウ」と読み、訓読みでは「まち・うちかけ」となります。それを、このように石塔の「塔」の文字に当てはめた例は管見ながら栃木県で始めての出会いです。もうこれだけでうれしいのに、そこに見える三叉矛はどう見ても武器には見えぬ代物。加えて、一般には「骸骨」の姿で表されるものが裾の両端に「人頭」となっている。しかも左右のバランスをとるような非常に面白い造形である。これも、別HPの方へ掲載してありますので、興味のある方は御笑覧ください。
さて、そんなこんなで真夏日となった今日の石仏巡り。汗ビッショリになって帰宅し、真っ先にしたのは風呂へ入ること。そして出てくると、顔が真っ赤に膨れている。どうやら、今日の暑さに皮膚が焼け爛れたようだ。家内が驚いて、まずは冷蔵庫の中に入っている冷却剤を取り出して顔に乗せての荒療法。何とか1時間後には、さしものハレも大分収まっての夕食となって、まずは苦笑い。これからは、加齢のことも考え、夏日以上になる日は石仏巡りに出かけるのを少しばかり控えようと、柄にもなく思う私だった。皆様も、これからの暑さには充分御注意ください。(笑)

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