昨日(7月17日)は、今夏最後の足利市内石碑下調べとして行きました。それにしても早朝から暑かった!の一言です。東京の嘉津山氏から掲載画像の写真を撮ってきて欲しいという要望もあり、朝一番でこの地蔵菩薩を見に行きましたら、ご覧のように銘文がある。嘉津山氏もこの銘文のある事は知らないようなので、手拓することにしたが、それからがイケマセン。崖の途中にあるので、所在地は切通しと言うが、風が全く入って来ずに蒸し風呂同然。たちまち全身から汗が噴出し、とてもではないが半袖のシャツなどびしょぬれで、仕方無しに肌着一枚となっての何ともみっともない格好での手拓作業となる。勿論、やぶ蚊は汗臭い身体に大喜びで飛びついてくる。しかし、何よりも汗が酷くてシャツなど来ていられない。当然ながら、普段なら丁寧に手拓する作業もいい加減で、文字さえ読めれば良いと言う荒い仕上げとなる。その姿を通りがかりの御婦人が見るに見かねて冷たいお茶のペットボトルを差し入れてくれる。そのペットボトルを一気に飲み干してから、今度はこの地蔵全体のサイズ測量やら銘文筆記に差h信撮影。お地蔵さん本体だけで、高さが91センチもあり、しかも赤い帽子に前掛けを着けているので写真を撮るにはそれを脱がさなければならない。そのためには、裏面に崖に足を掛けての作業となり、又しても汗ビッショリ。しかも道幅が狭いので崖から落ちそうな場所まで下がっても、全体像は入らずに、掲載写真の姿が精一杯。主銘文以外も、本来なら全銘文を読む必要があったが、紀年銘に最初の交名だけで終了とする。ここでの作業だけで、終わってみれば2時間以上もいたことになる。急いで車に戻って水分補給。又しても持参したペットボトル一本を一気に飲み干してしまった。
嗚呼、軽い気持ちで写真撮影だからと引き受けてしまったが後悔のみであった。
さて、それからのこの日の一日の行動はまだまだ続くが、それらは明日以降に気が向いたら掲載することして、今回はここまでとする。