昨日の足利地方は、「風もなく穏やかな天候です」という天気予報を信じたばかりに足利市まで行ったが、豈はからんや赤城山からの寒風が吹き荒れている。最初は、女浅間神社にある男体山に関する石碑を手拓する予定だったので、渡良瀬川の河川敷駐車場へ車を止めて歩いていく。勿論、今日の強風では手拓作業は諦めて現地確認のためである。そして碑面の状態やら手拓時のための寸法を採っただけで早々と退散。碑面にノロが付いているので水洗いしなければならず、来春に行くときは駐車場からバケツ一杯の水を持っていかなければならないが、これも仕方がないだろう。それでも幸いに、脚立までは必要がないので良かった!
次に訪れたのが、朝川町にある四所神社。ここへはかつて石仏巡りの折に調査済みだが、上記掲載した写真が何としても見つからないので、再度の撮影に行った。そして下山時に転んで腰を痛め、手の小指を擦りむいてしまう。その時は、「なんて~こった」と、自分の老いを嘆いたが後の始末(笑)。帰宅してから、早速に前回に調査したデータを見てみれば何のことはない、左側台座裏にあった紀年銘を見逃してしまった。ホント、お粗末な話である。
この時点で、時間は既にお昼。トイレのある足利市公園へ行って一休み。そして思うに、移動しての午後から石碑手拓には時間が少し足りないこと。そこで、公園内の林の中ににある飯塚瀬北翁の漢詩拓本を、人にあげてしまって自分の物がないこと。あれなら、3時間もあれば採れると思い、今回はそれを採択して終わりにしようと考えた。案の定、森の中へ入れば風がなく絶好の手拓条件。ルンルン気分で手拓して3時前には手拓完了である。その石碑は、私の数ある石碑中でも大好きなものだけに、時間をかけて丁寧に手拓したはずなのだが、今回で3度目の作業ともなれば手馴れたもので、半切画仙紙3枚半の作業ながら意外と早く完了してしまったわけである。勿論、出来栄えも申し分なし。(前回の拓本画像は、今年の7月15日にこのブログに掲載してあります)。
今日の最終予定は、前回に調査した千歳橋之碑の銘文の再確認だったが、気分を良くしてそのまま293号線で帰宅する。次回は多分、馬頭町のお寺さん墓域にある廣羣鶴刻字の石碑を手拓してこよう思っている。何しろ今回の天候で、そろそろ県南地方の拓本採りは余程の好条件が揃わなければ出来ないだろうと思ってのことである。
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