一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

『淳子のてっぺん』(唯川恵) ……山を愛するすべての人に読んで欲しい小説……

2018年04月11日 | 読書
直木賞作家・唯川恵が、 田部井淳子をモデルに書き上げた長篇小説である。 田部井淳子を知らない人はいないと思うが、 簡単に説明すると、 女性として、世界で初めて、“世界最高峰エベレスト”および“七大陸最高峰”への登頂に成功したことで知られる登山家で、 その後も、数々の偉業を成し遂げ、 2012年にがんを患ってからも、 東日本大震災の被災地・東北の高校生とともに富士山に登るなど、 生涯現役を貫い . . . 本文を読む