一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

九州オルレ(武雄コース) ……晩秋の武雄コースは、紅葉満喫コースだった……

2014年11月30日 | 九州オルレ
今日は、ヤスさんとの山歩きの日。
午後から雨との予報だったので、
雨が降っても楽しく歩くことのできるプランを考えた。
それが、九州オルレ(武雄コース)。


ヤスさんとは、これまで、
(天草・松島コース)と(宗像・大島コース)を歩いている。
(武雄コース)については、
私ひとりでは、2013年01月31日に歩いているが、
ヤスさんは、まだ歩いたことがなかった。
かねてよりリクエストされていたので、
よい機会だと思った。
私は、これまで、
(天草松島コース)、(宗像・大島コース)の他に、
(唐津コース)、(平戸コース)、(嬉野コース)も歩いているが、
(武雄コース)がいちばんハードだったような気がする。
ヤスさんには、
「これまでの九州オルレよりも、ちょっとキツイかも」
とだけ連絡しておいた。

九州オルレ(武雄コース)のゴール地点近くの駐車場に車を駐め、
スタート地点がある武雄温泉駅へ向かう。
(武雄コース)の最後に待ち構えている難所「桜山」が見えた。
カッコイイ岩山だ。


朝市が行われている通りを抜けて歩いて行く。


九州オルレ(武雄コース)のスタート地点は、
武雄温泉駅の構内にある。


7:24
スタート地点を出発。




公園にあった蒸気機関車。
前回も写真を撮ったが、また撮ってしまった。(笑)


公園内の落葉が美しかった。


見上げると……
いいね~


歩道橋を渡る。
御船山が見えた。
この九州オルレ(武雄コース)は、
御船山をいろんな角度から眺めるコースでもある。


反対側に見えるのは、「鬼ノ鼻山」。
左奥に見えるのは、「天山」。


今日のリーダーは、ヤスさん。
目印のカンセやリボンを探しながら、
慎重にコース取りをしている。
「こちらに向かいます」


武雄川沿いの道は、とても素敵だ。
「今日、本当に雨が降るんですかね~」
と、ヤスさん。


白岩運動公園の方へ入って行く。


この時点では、まだ青空が見えていたが、
以後、急激に雲が広がってくる。


雰囲気の好い道。


「武雄の市街地のすぐ近くに、こんな場所があるなんて、ビックリです」
とヤスさん。


白岩運動公園展望所に着き、眺めを楽しむ。
遠くに、八幡岳が見えた。


右に目を転ずると、天山も見えた。


陸上競技場の横を歩いて行く。
ここから見る御船山もカッコイイ。


8:15
貴明寺を通過。


ほほえみ地蔵がカワイイ。


ヤスさん、この辺りで、オルレの目印を見失う。


ほどなく目印を見つけ、池ノ内湖の方へ進んで行く。


美しい池ノ内湖の眺め。


湖の淵も紅葉に彩られていた。


8:49
佐賀県立宇宙科学館の裏側を通過。


素晴らしい雰囲気の道を歩いて行く。


9:09
山岳遊歩道へ入って行く。


池に架かっている浮橋を渡る。


池沿いの道も素敵だ。


本格的な山道となる。


「武雄の市街地の近くに、こんな山道があるなんて……」
と、ヤスさんは、同じ言葉を何度も呟いていた。


「いや~、キツイ坂道ですね~」
とヤスさん。
「ヤスさん、ちょっと歩みを止めて、右側を眺めてみて……」
と私。


「おお~、素晴らしい~」
とヤスさん。


尾根に出て、向う側を眺める。
御船山がまた違った角度から眺められた。


振り返ると、こんな風景。
「何度も言うようですが、武雄の市街地にすぐ近くに、こんなに山があるなんて、まったく知りませんでした」
と、ヤスさん。


その後も山道が続き、


9:38
やっと車道に出る。




9:43
車道から、右折。
再び、山道へ入る。


一旦下り、登り返す。


急坂を登るヤスさん。
「いや~、タフなルートですね~」


「ここは本当に市街地の中なんですかね~」
と、ヤスさん。
驚きの連続であるようだ。


やっと、町へ下りてきた。


天満宮から、また少し登らなければならない。
紅葉と、黄葉の落葉。
美しい~


いいね~


落葉の階段を登ると、


黄葉の絨毯が待っていた。
「うわ~」としか言葉が出てこない。


再び、陸上競技場の横を通り、
黄葉を眺めながら、


武雄市文化会館へ入って行く。


途中から庭園の方へ左折。
ここでも素晴らしい紅葉が我々を迎えてくれた。




武雄市立図書館横の駐車場に出る。


右折し、御船山の方へ歩いて行く。


10:38
武雄神社に到着。
先日、この神社で、私の孫娘の七五三を済ませたばかり。


神社の奥の、紅葉の道を歩いて行き、


美しい竹林を抜けると、


「武雄の大楠」(全国第6位の巨木)が……
樹齢3000年。幹周20m。樹高30m。
パワースポットとしても有名で、
西野カナさんも来たことがあるとか。


武雄神社から県道330号線に戻り、
しばらく歩いて右折。
迎田緑地の紅葉が素晴らしかった。


市街地で、これほどの紅葉・黄葉を見ることができるとは……


感動の連続であった。




再び、山道。
「いや~、タフなルートです」
と、ヤスさん。


登った先に待っていたのは、「塚崎の大楠」。
落雷により、上部がなくなってしまったとか。
それでも、かなり大きい。


大楠の中に入って、上を見る。
屋久島のウィルソン株を思い出す。


再び市街地へ出て、
国道34号線を横切り、
長崎街道の方へ。


10時半頃から降り出した雨が、次第に強くなってきた。
ヤスさんはレインウェアを装着し、
私は傘をさして歩く。


長崎街道を抜け、


楼門が見える所まで来るが、


その少し手前から左折。
桜山へとりつく。
「最後に山登りが待っているなんて、罰ゲームみたいですね」
とヤスさん。


だが、罰ゲームどころか、
桜山は、素晴らしい紅葉で我々を迎えてくれた。


雨が強く降る中での撮影でも、これだけ美しいのだから、
もし晴れていたら、悶絶していたかも……(笑)


それにしても素晴らしい。






途中、眺めも楽しめた。
ここから見る御船山もなかなか好い。


その先も、紅葉の道が続く。


いや~スゴイ、スゴイ。


桜山が、こんなに紅葉が美しい山だとは知らなかった。


桜山ならぬ、モミジ山だ。
「来年は、晴れた日に、必ず来てみよう」と思った。


さらにしばらく登り、


山頂の岩が見えた所から、下り始める。


雨に煙る武雄温泉。


登山道の落葉も美しい。




桜山は、最後の最後まで、我々を楽しませてくれた。




12:05
九州オルレ(武雄コース)のゴールに到着。
約4時間40分の歩き旅であった。




「タクさん、傘に落葉が乗ってますよ」
と、ヤスさん。
桜山で紅葉のトンネルを歩いていたときのものだろう。


今日は、思いがけず、紅葉をいろんな場所で楽しむことができた。
ヤスさんにも大満足して頂いたようだ。
5時間ちかく歩いたのに、まだ正午。
今日も「一日二毛作」だ~

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