一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

『ヤマケイJOY』2007冬号……「もどき山」特集

2007年12月05日 | 音楽・美術・その他芸術
発売されたばかりの『ヤマケイJOY』2007冬号に「もどき山」特集が掲載されている。
全国には「○○富士」と呼ばれる山がたくさんある。
「○○アルプス」と呼ばれる山地も多い。
マッターホルンもどき、槍ヶ岳もどき……
このように、山容が似ていたり、何かの謂われのある山を「もどき山」と呼ぶ。
各地方で愛されているこれら「もどき山」を、本誌では写真入りでたくさん紹介しているのだ。
この特集の中に、我等「からつ勤労者山岳会」が紹介した山も載っている。
(P.125下段)
「鏡山」(紹介者/米倉暢子さん)
「女山・船山」(紹介者/植田徹さん)
九州からは「からつ労山」だけが載っているので、ちょっと自慢してもイイと思う。
ぜひ手に取って読んでほしい。
11月30日発売となっていたが、佐賀県では12月3日に書店に入荷したようだ。
どの書店にも置いているという雑誌ではないので、ちょっと探さなければならないかもしれない。
書店に確認して出かけるか、最初から大型書店に出かける方がイイだろう。

私も、今年登った山の中から、私の「もどき山」をいくつかピックアップしてみた。
その中から、ベスト1として選んだのが、鳥甲岳から見た「経ヶ岳」。
経ヶ岳から遠目山、郡岳へと続く稜線が、「槍穂高連峰もどき」なのだ。


こちらが本物の「槍穂高連峰」。


みなさんも、自分なりの「もどき山」を探してはいかが?

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2 コメント

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Unknown (bamboo)
2008-09-30 10:39:10
なぁるほど・・・ちょっと可愛らしい「槍穂高連峰」かしら。
タクさんの想像力は研ぎ澄まされているわね

槍が岳が、連峰の中でひと際すっくと立っているその孤独が好きという詩を思い出しました。長崎在住の童話作家さんが書いた詩のフレーズです。どこかでお会いできるのを楽しみにしているのですが・・・。

映画監督市川準を哀悼して書かれた文章の中から「嘘っぽい明るさより、奥行きのある暗さが市川さんは好きだった」と、今朝の新聞にありました。納得!
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わが心の…… (タク)
2008-09-30 20:57:26
bambooさんへ

>なぁるほど・・・ちょっと可愛らしい「槍穂高連峰」かしら。
>タクさんの想像力は研ぎ澄まされているわね

まだ現役の勤め人なので、遠くの山にはなかなか行けません。
ですので、近くの山を有名な山に例えて遊んでます。
黒木郷は、私にとっては上高地です。

>槍が岳が、連峰の中でひと際すっくと立っているその孤独が好きという詩を思い出しました。

黒木郷から見る経ヶ岳、鳥甲岳から見る経ヶ岳もまさにそんな感じですね。(スケール感は違うけど、そこはイマジネーションを働かせて…)
冬の澄んだ空気の中で見る経ヶ岳は、私の中では槍ヶ岳そのものです。

>映画監督市川準を哀悼して書かれた文章の中から「嘘っぽい明るさより、奥行きのある暗さが市川さんは好きだった」と、今朝の新聞にありました。納得!

まだ59歳の若さで亡くなって、本当に惜しまれます。
「奥行きのある暗さ」……私も好きです。
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