今夏の北アルプスの単独行を決意したヤスさん(私の30年来の友人)と、
岸川ルートで天山に登ってきた。
ヤスさんの北アルプス山行計画はもう出来ていて、
初日に、標高差1000mを一気に登ることになっている。
それを聞いて、私がすぐに提案したのが、
天山の岸川ルート。
麓の今出川ふるさと公園から天山山頂まで登ると、
ちょうど1000mを登ることになる。
まさに、ヤスさんにピッタリのルートなのだ。
昨年(2012年)の6月3日、
岸川ルートで天山に登ったとき、
私はこのブログに次のように記している。
そろそろ夏山への体力強化に取り組まなければならない時期になった。
屋久島単独完全縦走から帰って以降、
軟弱な山歩きが続いていた。
ここらでガツンと己の肉体と精神にカツを入れたい。
そうとなれば、やはり、麓から登る「天山」。
中でも、標高差1000mを一気に登る岸川ルートは、体力強化にもってこいだ。
出発点を「今出川ふるさと公園駐車場」とする岸川ルートを、
余裕をもって苦もなく山頂まで登れるようになれば、
日本アルプスでも、富士山でも、
問題なく登れると思う。
なぜなら、1000mを一気に登る感覚がつかめるからだ。
このルートの2倍が、屋久島の宮之浦岳、
このルートの3倍が、日本アルプス、
このルートの4倍が、富士山……というように、
歩く距離や時間が、大体把握できるのだ。
そうなのである。
この岸川ルートを、余裕をもって苦もなく山頂まで登れれば、
大抵の山には登ることができるのだ。
1回目で「余裕をもって苦もなく」というのは無理かもしれないが、
1000mを一気に登る感覚をつかむことができれば、
今後の山行に大いに役に立つ筈だ。
7:25
今出川ふるさと公園駐車場を出発。
ヤスさんはまだ天山には登ったことがないとのことで、
今日を楽しみにしていたそうだ。
ネットの天気予報では、「曇りのち晴れ」であったが、
出発時はまだ雨が少し降っていた。
7:44
岸川まんじゅうの森上商店前を通過。
7:59
岸川線分岐に到着。
ここから左折。
アケビの花や、
ヤマフジの花などを見ながら登って行く。
雨は完全に止み、時折、木漏れ日が差してきた。
9:11
林道歩きが終わり、本格的な登山道入口に到着。
ここで、しばし休憩。
沢へ降り、小さな滝などを見る。
コチャルメルソウを発見。
9:23
出発。
沢沿いを歩くここからの道は本当に素晴らしい。
滝がたくさんあるので、立ち寄りながら登って行く。
なかでもこの滝は高さが10mほどあり、美しかった。
滝を眺め、
沢音を聴きながらの山歩きは、本当に楽しい。
ふと目を上げると、ミツバツツジが……
たくさんのミツバツツジが咲いている。
10m以上はあろうかという細い滝を見ていたら、
その上部にもミツバツツジが……
その後は、ミツバツツジが数を増し、
ミツバツツジ観賞登山となった。
岸川ルートにこんなにたくさんミツバツツジがあるとは知らなかった。
激写するヤスさん。
ヤスさんにとっても感動的な岸川ルート登山になったようだ。
10:06
第一林道に出る。
少し休憩の後、出発。
再び登山道に入り、15分ほど登ると、
10:23
第二林道に出る。
ここからさらに登り、
10:45
あめ山分岐を通過。
あめ山に向かう。
天山をバックに、あめ山へ登るヤスさん。
10:53
あめ山山頂に到着。
ここからの眺めは本当に素晴らしかった。
雨で洗われたように、下界が美しく見えた。
10:59
あめ山山頂を出発。
あめ山分岐へ戻り、
天山へ登り始める。
しばらく登った後、私がヤスさんに、
「振り返ってみて、あめ山が美しいよ」
と声をかける。
振り返ったヤスさんは、「おお~」と言いながら、あめ山に向かって両手を振っていた。
11:20
天山山頂に到着。
あめ山に立ち寄った時間を含め、約4時間で到着。
初めての天山が、岸川ルートからの登頂となったヤスさん。
きっと思い出に残る登頂となったことだろう。
縦走路を七曲峠方面に歩き出す。
しばし、稜線散歩。
曇ってはいるが、遠く雲仙まで見えた。
先日歩いた多良山系もハッキリ見える。
佐賀平野の向こうには、有明海。
展望抜群の天山に、ヤスさんも大感激。
縦走路には、セントウソウがたくさん見られた。
モウセンゴケが顔を出していた。
ツクシショウジョウバカマや、
ホソバナコバイモも終盤を迎えていたが、
花が我々を待っていてくれて嬉しかった。
11:58
彦岳が見える地点まで来て、稜線歩きは終了。
今日の天山北壁はこんな感じであった。(笑)
上宮の池の前の四阿で昼食にすることとし、
上宮ルートで下山開始。
上宮ルート上には、バイカイカリソウがたくさん咲いていた。
今年は例年より多い気がした。
カワイイ花を楽しみながら下ってくる。
12:45
上宮に到着。
池の前の四阿で昼食。
温かいラーメンと、食後の珈琲が旨かった。
13:22
上宮の池の前の四阿を出発。
上宮駐車場には3台の車しかなかった。
ここからは舗装道路歩きだが、
ヤマザクラや、
ミツバツツジの花を楽しみながら下って行く。
いろんな花がたくさん咲いていたので、
まったく退屈することなく歩くことができた。
途中から青空が広がってきて、
新緑が青空に映えて美しかった。
里へ下りてきた。
前方に見えるのは、鬼ノ鼻山から聖岳への稜線。
ゴールは近い。
16:05
今出川ふるさと公園駐車場に到着。
約8時間半の山歩きであった。(実質歩行時間は約7時間半)
標高差1000mを一気に登り、
約7時間半の歩行。
ヤスさんにとって、かなり体力的な自信になったようだ。
「素晴らしい山行でした~」
とヤスさん。
さあ、次はどこへ行こうか?
岸川ルートで天山に登ってきた。
ヤスさんの北アルプス山行計画はもう出来ていて、
初日に、標高差1000mを一気に登ることになっている。
それを聞いて、私がすぐに提案したのが、
天山の岸川ルート。
麓の今出川ふるさと公園から天山山頂まで登ると、
ちょうど1000mを登ることになる。
まさに、ヤスさんにピッタリのルートなのだ。
昨年(2012年)の6月3日、
岸川ルートで天山に登ったとき、
私はこのブログに次のように記している。
そろそろ夏山への体力強化に取り組まなければならない時期になった。
屋久島単独完全縦走から帰って以降、
軟弱な山歩きが続いていた。
ここらでガツンと己の肉体と精神にカツを入れたい。
そうとなれば、やはり、麓から登る「天山」。
中でも、標高差1000mを一気に登る岸川ルートは、体力強化にもってこいだ。
出発点を「今出川ふるさと公園駐車場」とする岸川ルートを、
余裕をもって苦もなく山頂まで登れるようになれば、
日本アルプスでも、富士山でも、
問題なく登れると思う。
なぜなら、1000mを一気に登る感覚がつかめるからだ。
このルートの2倍が、屋久島の宮之浦岳、
このルートの3倍が、日本アルプス、
このルートの4倍が、富士山……というように、
歩く距離や時間が、大体把握できるのだ。
そうなのである。
この岸川ルートを、余裕をもって苦もなく山頂まで登れれば、
大抵の山には登ることができるのだ。
1回目で「余裕をもって苦もなく」というのは無理かもしれないが、
1000mを一気に登る感覚をつかむことができれば、
今後の山行に大いに役に立つ筈だ。
7:25
今出川ふるさと公園駐車場を出発。
ヤスさんはまだ天山には登ったことがないとのことで、
今日を楽しみにしていたそうだ。
ネットの天気予報では、「曇りのち晴れ」であったが、
出発時はまだ雨が少し降っていた。
7:44
岸川まんじゅうの森上商店前を通過。
7:59
岸川線分岐に到着。
ここから左折。
アケビの花や、
ヤマフジの花などを見ながら登って行く。
雨は完全に止み、時折、木漏れ日が差してきた。
9:11
林道歩きが終わり、本格的な登山道入口に到着。
ここで、しばし休憩。
沢へ降り、小さな滝などを見る。
コチャルメルソウを発見。
9:23
出発。
沢沿いを歩くここからの道は本当に素晴らしい。
滝がたくさんあるので、立ち寄りながら登って行く。
なかでもこの滝は高さが10mほどあり、美しかった。
滝を眺め、
沢音を聴きながらの山歩きは、本当に楽しい。
ふと目を上げると、ミツバツツジが……
たくさんのミツバツツジが咲いている。
10m以上はあろうかという細い滝を見ていたら、
その上部にもミツバツツジが……
その後は、ミツバツツジが数を増し、
ミツバツツジ観賞登山となった。
岸川ルートにこんなにたくさんミツバツツジがあるとは知らなかった。
激写するヤスさん。
ヤスさんにとっても感動的な岸川ルート登山になったようだ。
10:06
第一林道に出る。
少し休憩の後、出発。
再び登山道に入り、15分ほど登ると、
10:23
第二林道に出る。
ここからさらに登り、
10:45
あめ山分岐を通過。
あめ山に向かう。
天山をバックに、あめ山へ登るヤスさん。
10:53
あめ山山頂に到着。
ここからの眺めは本当に素晴らしかった。
雨で洗われたように、下界が美しく見えた。
10:59
あめ山山頂を出発。
あめ山分岐へ戻り、
天山へ登り始める。
しばらく登った後、私がヤスさんに、
「振り返ってみて、あめ山が美しいよ」
と声をかける。
振り返ったヤスさんは、「おお~」と言いながら、あめ山に向かって両手を振っていた。
11:20
天山山頂に到着。
あめ山に立ち寄った時間を含め、約4時間で到着。
初めての天山が、岸川ルートからの登頂となったヤスさん。
きっと思い出に残る登頂となったことだろう。
縦走路を七曲峠方面に歩き出す。
しばし、稜線散歩。
曇ってはいるが、遠く雲仙まで見えた。
先日歩いた多良山系もハッキリ見える。
佐賀平野の向こうには、有明海。
展望抜群の天山に、ヤスさんも大感激。
縦走路には、セントウソウがたくさん見られた。
モウセンゴケが顔を出していた。
ツクシショウジョウバカマや、
ホソバナコバイモも終盤を迎えていたが、
花が我々を待っていてくれて嬉しかった。
11:58
彦岳が見える地点まで来て、稜線歩きは終了。
今日の天山北壁はこんな感じであった。(笑)
上宮の池の前の四阿で昼食にすることとし、
上宮ルートで下山開始。
上宮ルート上には、バイカイカリソウがたくさん咲いていた。
今年は例年より多い気がした。
カワイイ花を楽しみながら下ってくる。
12:45
上宮に到着。
池の前の四阿で昼食。
温かいラーメンと、食後の珈琲が旨かった。
13:22
上宮の池の前の四阿を出発。
上宮駐車場には3台の車しかなかった。
ここからは舗装道路歩きだが、
ヤマザクラや、
ミツバツツジの花を楽しみながら下って行く。
いろんな花がたくさん咲いていたので、
まったく退屈することなく歩くことができた。
途中から青空が広がってきて、
新緑が青空に映えて美しかった。
里へ下りてきた。
前方に見えるのは、鬼ノ鼻山から聖岳への稜線。
ゴールは近い。
16:05
今出川ふるさと公園駐車場に到着。
約8時間半の山歩きであった。(実質歩行時間は約7時間半)
標高差1000mを一気に登り、
約7時間半の歩行。
ヤスさんにとって、かなり体力的な自信になったようだ。
「素晴らしい山行でした~」
とヤスさん。
さあ、次はどこへ行こうか?