一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

経ヶ岳~多良岳マンサク縦走 ……青空に美しく映えるマンサクの花に酔う……

2015年03月25日 | 多良山系
ヤスさんから以前より多良山系のマンサク縦走を依頼されていた。
当初の計画では、3月18日(水)を予定していたが、
雨で中止。
雨でも登れないことはなかったが、
マンサクはやはり青空の下で見たい。
一週間ずらして、今日決行することにした。

6:01
黒木登山口駐車場を出発。
「オイオイ、何時に家を出てきたんだい?」
って話ですよね。


ヤスさんはこれまで何度か経ヶ岳に登っているが、
大払谷(つげ尾)ルートからはまだ登ったことがないとのことで、
今日は、このルートで登り始める。

途中、経ヶ岳が見える場所がある。
「まだ遠いですね~」
とヤスさん。


ガレ場が始まる。
「いや~、予想以上に苛酷なルートですね~」


ゆっくりではあるが、休まず歩き続け、


7:20
つげ尾に到着。
しばし休憩。


7:24
つげ尾を出発。

つげ尾を過ぎると、霜柱が見られた。
5cmくらいの長さがあった。


山頂が近くなると、ちらほらとマンサクが見られるようになった。




7:52
経ヶ岳山頂に到着。


有明海は輝いていた。


右に目を転ずると、
多良岳の彼方に雲仙が見えた。


さらに、右に目を転ずると、
五家原岳へと連なる山々が見えた。
と、手前にマンサクが見えるではないか……


いいね~


8:02
経ヶ岳山頂を出発。
平谷越の方へ下って行く。
経ヶ岳山頂から平谷越の間は、
マンサクがいっぱい!




青空に映えて美しい。




ヤスさん、激写につぐ激写。


その後もマンサクは次々と現れる。


絵になるよね~






いや~、満足満足。


すぐ近くでも見ることができたので、接写。


いいね~


この木のマンサクは見事であった。


花だけでなく、枝ぶりも美しかった。


ずっと見ていたい感じ。


マンサクを見るのに、青空があったら、何もいらないね~






上に下にと、マンサクを堪能しつつも、


岩場を注意しながら下りる。


8:35
平谷越に到着。
しばし休憩。


8:39
平谷越を出発。

ここからも、マンサクが楽しめるのだ。


いいね~


山の風景にマンサクが彩りを添える。




ソーメンの滝には、ツララができていた。




9:13
中山越に到着。
しばし休憩。


9:16
中山越を出発。

だらだらした坂道をゆっくり登って行く。


9:37
笹ヶ岳分岐に到着。
ここのマンサクも見事。




金色に輝いていた。


太陽の光を浴びて、




美しく輝く。




9:54
笹ヶ岳分岐を出発。

多良岳が見えてきた。


ヒメシャラの浮き上がった根が、
なんだかダリの絵のように見えた。


10:30
多良岳にとりつく。


いつものように、アカガシの巨木に御挨拶。


10:47
多良岳・国見岳分岐に到着。
まずは国見岳へ向かう。


10:49
国見岳山頂に到着。
眺めと、


マンサクの花を楽しむ。


多良岳へ向かう。
途中、経ヶ岳が見える場所があり、
経ヶ岳とマンサクを一緒に楽しむ。


多良岳山頂直下に、色の濃いマンサクがあり、
多良岳のマンサクでは一番人気。


10:59
多良岳山頂に到着。


山頂にも、マンサクの木がある。


マンサクの花を近くで見ながら、ここでランチ。
美味しかった~


11:22
多良岳山頂を出発。

再びマンサクを楽しみながら下って行く。


11:45
金泉寺を通過。


11:51
西野越に到着。
しばし休憩。


11:55
西野越を出発。

オオキツネノカミソリの葉が美しい~


水場で、ヤスさんは水を汲んでいた。
この水で焼酎を割って飲むそうだ。
「これが美味いんですよ~」


12:45
八丁谷林道に出る。

13:05
黒木登山口駐車場に戻って来る。
約7時間の山歩きであった。
天気に恵まれ、
最高のマンサク縦走をすることができた。
感謝!


最後に、今日出逢った花々を少しだけ……
まずは、ホソバナコバイモ。


もうビックリするくらいたくさん咲いていた。




横を向いている花もあったので、


花の中をパチリ。
美しい~


オオキツネノカミソリの中に咲いていた花は、
ヤスさんが見つけた。
「こんな所にも咲くんだ~」
と、私。


ハルトラノオや、


ネコノメソウも咲きだしていた。


里に下りてくると、
サツマイナモリの大群生が……


よ~く見ると、美しい花だよね。


フキノトウもたくさん咲いていた。


セリバウオウレンは終盤を迎えていたが、
清楚な感じの花を厳選してパチリ。


驚いたのは、アマナがたくさん咲いていたこと。


太陽の光を浴びて、実に美しかった。




最後に、経ヶ岳に御挨拶。


今日も「一日の王」になれました~

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