一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山・登山道整備ボランティア

2007年09月30日 | 天山・彦岳
今日、天山の登山道整備のボランティアに行ってきた。
「天山の自然を守る会」と「SAGAアウトドアガイドクラブ」の主催で、今年で2回目とのこと。
私は初めて参加した。
いつもお世話になっている天山への、せめてもの御奉仕。
砂利が入った袋を担いで登山道の登り下り。
それが午前10時から午後3時まで。
気軽な気持ちで参加したのだが、けっこうハードな作業だった。
おかげでクタクタ。(笑)

作業開始前と昼食時に、植物観察をした。
今回の一番の収穫は「アケボノソウ」
私はこの花が大好きだ。
この花には、黒紫色の小さい斑点と、黄緑色のやや大きな丸い斑点が2個ある。
どういう理由でこんな不思議な模様ができたのだろう。
それにしても美しい。
アケボノソウ(曙草)の名の由来もロマンチックだ。
この花の模様を、夜明けの空に見立てているのだ。
黄緑色のやや大きな斑点が月。
黒紫色の小さい斑点が星。
この小さな花の中に、無限の宇宙、永遠の宇宙が潜んでいる!



ミズヒキ
よく見かける植物だが、近づいて観察すると、実に美しい。
官能的な赤だ。



キバナアキギリ
この花も実にユニークだ。
真っ先に目につくのは、花の先端から飛びだしている糸のようなもの。
これは花柱(雌しべの一部)だそうです。
群生することが多く、天山でも群落を形成していた。
まるで花壇のよう!


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