一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

このドレス何色に見えますか?   White & gold?  Blue & black?

2015年03月18日 | その他
先日、娘たちや孫たちが遊びに来たとき、
長女が、このような写真を見せて、
「お父さん、このドレス何色に見える?」
と訊いてきた。


私は、
「青と黒かな?」
と答えたのだが、
長女は、
「私は、白と金(あるいはベージュ)に見えるんだよね」
と答えたのだった。
もうビックリ。
「うそ~」
と叫んでいた。
このドレス、
「白と金」に見える人と、
「青と黒」に見える人がいるらしいのだ。

この見え方には諸説あって、

「白と金」に見える人→左脳派(論理、数学重視)
「青と黒」に見える人→右脳派(直感的、クリエイティブ重視)

と言う人もいれば、

「白と金」に見えた人は網膜の機能が弱く、目がほのかな明かりに弱い人。
「青と黒」に見えた人は網膜の機能が非常に良い人。

と言う人もいる。

人間は周囲の状況が変わっても、
同じものは同じ色で見えるように脳内で補正を掛けている。(色の恒常性)
しかし写真やイラストでは環境光がよくわからないことがあり、
脳が間違って補正をかけてしまうことがある。
この色の恒常性による錯視が原因とする説が、もっとも説得力があるようだ。
このドレスが「青と黒」に見えるとしたら、恐らく、
この写真が過度に露光されている、つまり光が強すぎると見ている。
そのため、網膜による補正で、ドレスの色が暗く見えるのだ。
「白と金」に見えるとしたら、恐らく、
露光が不十分である、つまり光が少なすぎると見ているので、
網膜による補正後にドレスの色が明るく見えるのだ。

「白と金」派には、
ジュリアン・ムーア、
アナ・ケンドリック、
サラ・ハイランド、
レディー・ガガなど、

「青と黒」派には、
テイラー・スウィフト、
ジャスティン・ビーバー、
カニエ・ウェスト、
エミー・ロッサムなどがいるそうだ。

……ところで、あなたは、どちら派?

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