8月6日(火)
気温35℃を超える猛暑日がまだまだ続いている。
高齢者は温度に対する感覚が弱くなるため、
室内でも熱中症にかかりやすいといわれている。
通常、脳が暑いと判断すると、体は自律的に皮膚の血流量や汗の量を増やして、
体内の熱を周囲に逃がそうとする。
しかし、老化が進むと、これらの増加の開始が遅れ、
体温上昇に伴う増加の割合も小さくなる。
そのため、高齢者は若者に比べて体の熱を周囲に逃がす熱放散能力が低く、
深部体温が上昇しやすくなる。
それ以外にも、
高齢者は温度に対する感覚が弱くなって「暑い」と感じにくくなったり、
体内の水分量が減少していたり、のどの渇きを感じにくくなったりすることで、
熱中症にかかりやすくなっている。
だが、
日常的に運動して若年者と同等の体力レベルをもつ高齢者は、
若年者に劣らない暑さに対する耐性(若年者と同等の発汗能力等)を持っていることが明らかにされている。
このことは、高齢になっても日常的な運動習慣を身につければ、
体温調節能力の老化を遅らせることができることを示している。
……ということで、
(7月30日に続く)「暑さに対する耐性を得るための里山歩き」の第2弾。
今日も3時間ほど、近くの里山でたっぷり汗をかいてきた。
クマシデの実。
花のように見えるかもしれないが(花期は4月なので)、実だ。
クマシデは、クマのように大ぶりな葉と実を付けるためクマシデと呼ばれている。
太くて大きな果苞(羽がついた実の集まり)が鈴なりぶら下がる様子は、とても目立つ。
日本固有種だ。
ミズタマソウが咲き始めていた。
可愛い。
ハグロソウも咲いている。
歌っている様。
ヤマホトトギス、
サイヨウシャジン、
コオニユリは、
今を盛りと咲いている。
クサギの花。
秋には、(あのお馴染みの)赤紫色の萼に包まれた青い実が出てくるが、
この時期の花は、ほんのりピンクで美しい。
ボタンヅルの花も咲き始めていた。
オオシオカラトンボの雄と、
オオシオカラトンボの雌。
ヒヨドリバナが咲く場所では、
(はたして)アサギマダラを見ることができた。
杉の植林帯の中に入って行く。
足もとがカサカサと音がするので見てみると、
羽化したばかりの蝉が、まだ飛べずにバタバタしていた。
(蝉が見えるかな?)
この里山でも、ヒナノウスツボを見ることができた。
小さい花なので、撮るのが難しい。
こちらにも咲いている。
いいね~
ビックリしたのは、この花。
ナツエビネ。
家から近いこの山に咲いているとは思わなかった。
嬉しくて何枚も写真を撮る。
ちょっと下から撮ると、目のようなものが見えた。(笑)
まだ開き切っていない花や、
蕾もたくさんあるので、しばらくは楽しめそうだ。
今日も「一日の王」になれました~